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編み物とは?かぎ針・棒針・アフガン編みの違いと始め方
編み物とは糸の輪をつなげて布や立体を作る手芸です。かぎ針編み・棒針編み・アフガン編みの道具と構造の違い、作れるもの、最初のレシピの選び方を紹介します。
目次
編み物は、糸で作った輪をつなげて、布状の編み地や立体を作る手芸です。マフラーやセーターだけでなく、コースター、バッグ、花の飾りなども作れます。手編みを始めるときは、まず作りたい作品のレシピを見て、そこに使われている技法と道具を選びましょう。
このページでは編み物の全体像を説明します。買い物から最初の練習へ進みたい方は、編み物初心者の始め方を使ってください。
編み物と、縫う・織る手芸の違い
ソーイングでは主に布を切って縫い合わせ、織物では主に縦糸と横糸を交差させて布を作ります。編み物では糸の輪を作り、その輪へ次の糸を通して編み地を増やします。編んだパーツを最後に縫い合わせる作品もあるため、編み物でも「編む」以外の仕上げが必要です。
一方向の目を横に数えたものが「目数」、編み重ねた列が「段数」です。たとえば「10目を3段編む」は、10個の目を保ちながら3列分を編む、という意味です。輪になった作品では、一周を一段として数えるレシピもあります。数え方は使う説明に合わせます。
手編みの主な3種類
| 技法 | 使う針と基本的な動き | 作品の例 | 最初に確認すること |
|---|---|---|---|
| かぎ針編み | フックのある針で糸を引き出す。細編みなどでは一目ずつ仕上げて進む | コースター、モチーフ、バッグ、あみぐるみ | 針を入れる位置、段の端、輪の始まり |
| 棒針編み | 複数の目を針に保持し、一方の針からもう一方へ編み移す | マフラー、帽子、セーター、平らな小物 | 作り目、表編み・裏編み、目を落とさない保管、編み終わり |
| アフガン編み | かぎのある専用針に目を拾い、戻りながら糸を引き抜く | マフラー、バッグ、ブランケットなど | 針の形式、拾う往きの工程と戻る工程 |
作品の種類だけで技法が決まるわけではありません。バッグを棒針で編むことも、マフラーをかぎ針で編むこともできます。同じ糸でも、編み方、針の太さ、目の詰まり具合で厚みや伸び方は変わります。作品写真を見て好みの編み地を選び、そのレシピが指定する技法を確かめると判断しやすくなります。
かぎ針編みから始める場合
最初は、くさり編みで土台を作り、細編みを往復する小さな編み地で、針を入れる位置を確認できます。かぎ針編みの練習では、細編み10目を3段編む手順を説明しています。
手元の動きは、クロバーのくさり編み、細編み、糸始末の公式教材も参照できます。途中で針を外すときは、最後の輪をマーカーなどで留めます。針が一本だから放置してもほどけない、というわけではありません。
棒針編みから始める場合
まっすぐ編む練習では二本針を使えますが、コードでつながった輪針で平らに編む方法もあります。帽子などを輪に編むときは、輪針や複数本の針を使うレシピがあります。「棒針編みなら必ず二本の独立した針」とは限りません。
最初は棒針編みの始め方で準備を確認し、クロバーの基本の編み方で作り目から編み終わりまでを見てください。マフラーを目指す場合も、小さな練習で目の数え方と伏せ止めを確かめてから長く編むと、途中で止まりにくくなります。
アフガン編みに興味がある場合
かぎ針に似ていても、針に複数の目を置くため、長さや形が異なる専用針を使います。片側にかぎのある針と両端にかぎのある針などがあり、使い方も同一ではありません。先に対応するレシピを決め、道具名まで一致させましょう。クロバーの編み針一覧で針の種類を確認できます。
編み物で作れるものと、増える工程
「小物なら簡単」「大きい作品は無理」と一括りにせず、完成までに何をするかを見ます。
| 作りたいもの | 編む以外も含めて確認すること | 詳しく見る |
|---|---|---|
| 平らな小物 | 端の目数、完成寸法、糸始末 | 小物7種類の比較 |
| 袋やバッグ | 底、側面、口、持ち手、とじ合わせ | バッグのレシピ選び |
| 帽子・衣類 | ゲージ、体の寸法、増減目、仕立て | 帽子の準備と作り方 |
| 花・あみぐるみなどの飾り | パーツ数、配色、組み立て、部品の固定 | 花モチーフの作り方 |
最初の候補を一つに絞れない場合は、最初の作品の決め方へ。作品ごとの工程を比べ、今できる編み方を使うものを選びます。
身につける物から、部屋で使う物まで
作品を探すときは「どこで使うか」まで決めると候補を絞れます。帽子・手袋・靴下は身につける位置の寸法、ストール・スヌードは巻いたときの長さと厚み、ベスト・カーディガン・セーターは身幅や腕の動かしやすさを確認します。赤ちゃん用の衣類やブランケットなら、糸だけでなく、ボタンや飾りを含めたお手入れと使い方も考えて選びましょう。
部屋で使う物には、モチーフをつないだブランケット、かご、コースター、ニットタオルなどがあります。小さな動物や人形、その着せ替え服、季節の飾りは、立体の形を作る工程とパーツの取り付けが加わります。平らな練習から広げるなら、一枚を大きく編む方法と、小さな編み地を複数つなぐ方法を比べてみてください。
ホビーラホビーレの材料セットでは衣類・ストール・ブランケット・バッグなど、あむゆーずの編み物レシピでは小物・あみぐるみや季節の作品を探せます。写真で好みを見つけたら、商品名だけで決めず、完成品、材料セット、編み図のどれを扱うページなのかも見ておきます。
本・無料レシピ・キット・動画をどう使い分ける?
「何を編むか」と「どう学ぶか」は別々に選べます。本で基本を調べ、動画で一つの動きを確認し、作品の説明書へ戻る使い方でも構いません。
| 探す場所 | 向いている用事 | 選ぶときの確認 |
|---|---|---|
| 基礎本・作品集 | 記号や技法を順に学ぶ、まとまった作品から選ぶ | 針の種類、目次、試し読み、訂正情報 |
| メーカーのレシピ | 指定糸と道具がわかる作品を探す | PDFの全ページ、必要量、完成寸法、仕上げ |
| 材料キット | 糸の組み合わせや必要量選びの負担を減らす | 針・副資材の有無、説明の対象レベル |
| 動画・講座 | 針を入れる場所や手の動きを見る | 材料説明から最後の処理まであるか、利き手が合うか |
| 作家のブログ・SNS | 配色、使い方、制作過程の例を見る | 作者の元の説明へたどれるか、レシピが公開されているか |
手づくりタウンの編み物ページは書籍や関連情報を探す入口、ごしょう産業の作品編み図一覧は用途別にレシピを探す入口になります。無料で読めるページでも、作品写真や編み図を自分のサイトで配布してよいとは限りません。まず元ページで読んで使い、保存・共有・販売についてはその配布元の条件を確認します。
動画で練習するなら、コットン糸のハンカチで一枚の編み地を作り、モチーフで模様を試し、必要に応じてピコットなどの縁編みへ進む方法もあります。靴下やレース作品では、細かな目や形の変化を追う工程が増えるので、作り目から仕上げまで説明がそろう教材を選びます。糸の取り出し方や道具の収納を整えることも、途中で手を止めずに取り組むための準備になります。
SNSで見つけた作品を、次の制作につなげる
写真を見て編みたい物が決まったら、「作者・作品名・説明のURL・使用糸」を残します。完成写真しかない場合は、作者がレシピやキットを案内しているか確認してください。写真の形だけを見て目数までわかったことにはできません。
他の人の完成品は、好みを探す参考にできます。制作年数や反響の大きさを、自分が同じ作品を作れる条件として考える必要はありません。今の練習でわかったことと、次に覚えたい操作を一つずつ残すほうが、自分の次の一作を選びやすくなります。
手元の材料を使い切りたいとき
余り糸で色違いの小物を作る方法もありますが、残量だけでなく素材、太さ、お手入れ方法をそろえて考えます。たとえば布巾やたわしを作るなら、吸水性や洗い方、使う場所との相性まで確認します。「手作りだから環境にやさしい」と一律に決めず、必要な物を作って使い続けられるかを基準にすると選びやすくなります。
始めるための準備は、レシピ一つから
- 使いたい作品を一つ選ぶ。 完成写真だけでなく、材料・道具・仕上げまで説明があるレシピを開きます。
- 指定の糸と針を照合する。 糸の商品名、太さ、必要量、針の種類と号数を確認します。別の糸へ替えると寸法や必要量も変わるため、見た目だけで代用しません。
- 基本の操作を小さく試す。 目数を保ち、端まで編めるか確認します。寸法指定のある作品では、レシピの方法でゲージを測ります。
- 最後までの工程を分ける。 本体を編む、糸始末をする、必要なパーツを付ける、と区切って進めます。
道具は糸、編み針、とじ針、はさみが基本です。寸法を測る定規やメジャー、マーカー、ゴムなどは作品に応じて加えます。具体的な買い物表は編み物に必要なものにまとめています。
一枚の編み地を作りたい方は、クロバーのシンプルコースターも候補です。材料・用具・作り方PDFを同じページで確認できます。色替えや別の形へ進みたいときは、同社の縞模様、模様編み、円形のレシピで、新たに必要になる技法を比較してください。
説明がわからないときは、止まった場所で調べる
- 記号がわからない: 編み物記号の見方で名前を調べ、採用したレシピの凡例と照合する。
- 読む向きがわからない: 編み図の読み方で、往復編みか輪編みかを確認する。
- 動画と手元が違う: 同じ技法、針を持つ手、段の始め方を説明しているか見る。一段の途中で別作品の手順へ替えない。
- 目数が合わない: 先へ進む前に、最初と最後の目、同じ目への二重の編み入れを確認する。
困っているのが「4段目の最後で一目足りない」と特定できると、教室や体験レッスンでも相談しやすくなります。
よくある質問
どの技法がいちばん簡単ですか?
一律には決まりません。かぎ針の細編みで往復する小さな編み地も、棒針の表編みを繰り返す編み地も、基本を練習する候補です。作りたい作品と、見て理解しやすい教材で選んでください。
編み物は冬だけの趣味ですか?
季節を問わず作れます。使う季節に合わせて糸や用途を選びますが、コットンならすべて洗濯機で洗える、といった判断はせず、糸と副資材のお手入れ表示を確かめます。
一作品を何日で作れますか?
大きさ、糸の太さ、編む量、覚える技法、仕上げで変わります。まず短い練習で自分の作業量を確かめ、編む時間と仕上げの時間を分けて予定を立てます。
最初の記録を、次の作品にも使う
一段を編み終えたら段数を記録し、中断前に「何段まで完了したか/次に何をするか」を残します。紙のメモでも始められます。amimoを使う場合は、作品ごとにカウンターを作り、そのメモに糸名・針号数・次の工程を書いておくと、編みかけの数字と材料を一緒に見返せます。
amimo編集部より
この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。
Reading Route
初心者ロードマップ
編み物の全体像、最初の道具、かぎ針・棒針、最初の一作までを順番に読むクラスタです。
amimoでは作品ごとにカウンターと編み図をまとめ、カウンターのメモに再開位置や材料を書いておけます。iOS・Android対応。無料ダウンロード、広告・アプリ内購入あり。無料利用には保存件数などの制限があります。