記事 29

編み物初心者は何を作る?最初の一作品を決める手順

編み物初心者が最初の作品を一つ決めるために、使いたい針、覚えた技法、仕上げの負担で選択肢を整理。四角いコースターや棒針の小さな編み地から、作りたい物へ進む方法を紹介します。

マフラーと飲み物のハリネズミのイラスト
目次

最初の作品で迷ったら、かぎ針を使いたい人は細編みで往復する四角いコースター、棒針を使いたい人は表編みで往復する小さな編み地を候補にしてください。どちらも、目数を保つことと編み終わりを練習できます。

作りたいバッグや帽子が決まっているなら、その気持ちを残したまま、同じレシピに使う操作を小さく試す方法もあります。一作目を選ぶ目的は、すべての基礎を覚えることではなく、材料の準備から仕上げまで一度進んでみることです。

三つの質問で候補を絞る

1. かぎ針と棒針、どちらを使いたいですか?

好きな作品のレシピが決まっていれば、その道具を使います。まだ決まっていなければ、技法の違いを見て選んでください。小物もマフラーも両方の技法で作れるため、作品名だけでは決められません。

2. 今できる操作はどこまでですか?

針を持つところからなら、かぎ針の10目練習か棒針の基礎を先に試します。すでに細編みの端まで拾える人はコースター、長方形を編み終えられる人はリボンの仕立て、というように次の工程を選べます。

3. 編む以外の作業も、今回は覚えたいですか?

とじ合わせや金具を付ける予定がなければ、一枚を糸始末して終える作品を選びます。仕立ても試したいなら、固定方法まで説明のあるリボンや小さな袋を候補にします。必要な道具が増えるかも確認してください。

今の状態別に選ぶ一作品

今の状態・希望最初の候補先に確認すること
かぎ針の細編みを練習した四角いコースター段の端を拾い、同じ目数を保てるか
棒針を使ってみたい小さな往復編みの練習作り目、表編み、伏せ止め、糸始末
一枚は編めて、形に仕立てたい長方形から作るリボン中央の固定、用途に合う取り付け
ゴムへ編み付ける操作を覚えたいシュシュゴムの準備、伸びる余裕、輪の終わり
輪の開始と増し目を練習した軽いモチーフのチャームパーツの接合、取り付け部の固定
とじ合わせや開閉も試したいミニポーチ脇と口の仕立てまで読めるか

これは人気や制作速度のランキングではありません。「今の自分に、何が一つ増えるか」で選ぶ表です。すべてを一作目の前に練習する必要はありません。

作りたい物を広げる、用途別の候補

「何を作るか」は、使う場面と、新しく覚える操作を一緒に見ると決めやすくなります。次の表は難易度の順位ではなく、レシピ選びのための候補です。同じ作品名でも編み方によって工程が変わります。

使う場面作品の候補レシピで見る工程
台所・テーブルコースター、ランチョンマット、ニットタオル、たわし平面を保つ目数、糸の素材、洗い方
髪や首元シュシュ、ヘアバンド、マフラー、ネックウォーマーゴム、周囲の長さ、とじ合わせ
手元リストウォーマー、指なし手袋左右の寸法、親指口、伸縮
収納・持ち歩き巾着、ポーチ、ミニかご、小物入れ、ボトルホルダー底、側面、口の仕上げ、留め具
部屋の飾り花、葉、星、ハート、ガーランド、季節のオーナメント一模様の繰り返し、飾るための接続
小さな立体動物、ミニチュアの食べ物、人形用の小物綿入れ、減らし目、パーツの縫い付け
大きな面ブランケット、クッションカバー総量、同じ模様の繰り返し、縁の仕上げ

鍋敷きやポットマットは、熱に触れる使い方を前提にした素材と構造が必要です。コースターの編み図を大きくするだけで代用せず、その用途向けの材料指定を確認してください。ティーポットカバーや鉢カバーも、対象物の大きさ、熱や水に触れる場所を考えて専用レシピを選びます。

模様を増やしたいなら、一枚の中で試す

細編みの四角に慣れたら、長編みのモチーフ、玉編みの小物、ワッフルやリフ編みなどの模様が候補です。新しい編み方は、目の頭を数える位置や段の高さが変わります。いきなり大きなバッグへ入れるより、小さな試し編みで一模様とその次の段まで確認してから作品へ使いましょう。

花は平らなものから立体まで、ハートも一枚の飾りから綿入りまであります。「花だから簡単」ではなく、使う記号、輪の作り目、糸替え、パーツ数を見ます。クロバーのかぎ針編みレシピなら、作りたい種類から材料指定のある作品を探せます。

ブランケットは、糸の太さと作り方で負担が変わる

同じブランケットでも、太い糸を大きな目で編むものと、小さなモチーフを何十枚もつなぐものでは、材料量も作業の区切りも違います。極太糸の指編み・腕編みは目が見やすい一方、編み地が大きくなると支える場所が必要です。完成時間を写真の大きさだけで見積もらず、小さく試した分の進み方と保管場所を考えて選びます。

決められないときは、四角い一枚から

かぎ針で細編みを往復する四角形なら、輪の作り目や増し目、パーツの縫い合わせを加えずに進められます。四角いコースターの記事を使うか、クロバーのシンプルコースターで材料と作り方PDFを確認してください。

円形のコースターは、輪を作り、段ごとの増し目を確認する必要があります。同じ名前でも工程が違うため、「四角でも丸でも同じように作れる」と考えず、今練習したい形を選びます。

棒針なら、クロバーの基本の編み方で、編み始めと編み終わりを確認します。平らなガーター編みは各段を表編みで往復しますが、輪編みの場合は同じ指示になりません。小さな編み地を仕上げてから、マフラーなど目的のレシピへ進めます。

バッグや帽子を最初から作りたい場合

希望する作品をやめる必要はありません。作り方を最後まで見て、まだ経験していない部分を先に試します。

目標先に小さく確認すること
バッグ底の増し目やとじ方、側面の編み地、持ち手の付け方
帽子ゲージ、輪編み、増減、頭囲と深さの見方
花・花束一輪の中心と花びら、糸始末、茎の固定
あみぐるみ輪の開始、増減、綿詰め、パーツの縫い付け

完成までに扱うことが多い場合は、キットや教室で、基礎から仕立てまでどの範囲を支援してもらえるか確認する方法もあります。初心者向け表示があっても、すべての操作が説明されるとは限りません。

選んだレシピを、始める前に点検する

  1. 材料を入手できるか。 糸の名前、量、針の種類と号数、副資材を確認する。
  2. 完成寸法がわかるか。 使う場所に合う大きさか、ゲージ確認が必要かを見る。
  3. 知らない技法の説明があるか。 手元の図や動画を一つ開いておく。
  4. 最後までの工程があるか。 糸始末、とじ合わせ、開閉部まで読む。
  5. 途中の確認点があるか。 各段の目数や寸法を、どこで照合するか決める。

無料レシピの選び方も使えます。動画の場合は、再生時間を制作時間と考えないでください。早送りや同じ工程の省略がある場合は、自分が編む量を別に確認します。

かぎ針・棒針以外の選択肢と、教材の選び方

アフガン編みは、複数の目を針に掛けて進める技法です。指編みは指を使って糸を掛ける方法で、針を持たずに始めたいときの候補になります。どちらも「針が少ない・不要だから必ず簡単」とは限りません。作りたい物の材料と、編み終わりまでの説明を見て選んでください。ブティック社の入門記事で、技法と入門書を比較できます。

棒針の糸の持ち方には、左手で糸を送る方法や右手で送る方法があります。名称だけで決めず、自分が選んだ入門動画と手元を合わせ、一つの方法で目の作り方を練習すると混乱を減らせます。かぎ針なら、くさり編み・細編み・引き抜き編みを使う作品は、覚える記号を絞りやすいでしょう。

材料キットは、必要な糸をまとめてそろえたいときに便利ですが、道具が付くかは個別に確認します。本は途中の写真と糸始末、動画は手の動きと完成までの説明を見ます。講座を選ぶ場合は、作りたい物があるかに加えて、つまずいた工程を質問・見直しできる仕組みが自分に必要かを考えましょう。

途中でつまずいたら、目数・端・手加減の順に見る

目が増えたり減ったりしたら、先に段の両端を確認します。立ち上がりを一目と数えるか、最後にどこへ針を入れるかはレシピで違うため、最初と最後の目にマーカーを付けて照合しましょう。

目数が合うのに幅が変わる場合は、糸を引く強さ、針を持つ位置、使っている針号数を見直します。糸を変えた直後だけ大きさが変わるなら、糸の太さも比較します。途中で正しい目数へ増減して帳尻を合わせると、元の間違いが残るため、形に影響する箇所は戻って直せるかを考えてください。

完成までを四つに分けて進める

「材料を用意する」「基本を試す」「本体を編む」「仕上げる」に分けます。今日は最初の一段だけでも、その段の目数を確認してから終えれば次へつなげられます。

途中で手を止めるときは、針から目が外れたり、最後の輪がほどけたりしないように留めます。材料とレシピを作品と一緒に置き、「どこまで終え、次に何をするか」を一行残します。

コースターは平らに置けるか、袋は中身が落ちず口が閉じるか、アクセサリーは部品が外れないかも確認します。単に最後の段まで編めたことと、使える状態になったことを分けて見ましょう。

よくある質問

一作目は何日で完成しますか?

作品のサイズ、糸の太さ、練習や仕上げに使う時間で変わります。簡単さと時間の考え方を参考に、自分が数段編む時間から、同じ工程の残りを見積もります。

最初の作品がゆがんだら、向いていないのでしょうか?

一作目の形だけでは判断できません。目数が変わったのか、目数は同じで大きさが変わったのかを分けると、次に練習することが見つかります。

小さな作品を一つ作ったら、すぐ大きなものへ進むべきですか?

決まった順番はありません。同じ作品を色違いで作り、目数や寸法を比べても構いません。違う作品へ進むなら、今できた技法に何が増えるかを見ます。

余り糸でも一作目を作れますか?

素材や太さ、残量がわかり、レシピに合う場合は候補になります。必要量が判断できない糸は、完成寸法のない操作練習で使う方法があります。

二作目のために、できたことを残す

「各段の目数を保てた」「最後の一目を探すのに迷った」「糸始末をもう一度確認したい」の三つを残すと、次に取り組む内容を選べます。amimoでは、作品のカウンターのメモに使用糸・針号数・次に確認することを書き、完了段の数字と一緒に見返せます。

買い物へ進むなら道具一覧、準備と練習を順に進めるなら初心者の5手順、選択肢を広く比べたいなら小物7種類の比較を使ってください。

amimo編集部より

この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。

公開
2026/04/14
更新
2026/09/10

Reading Route

初心者ロードマップ

編み物の全体像、最初の道具、かぎ針・棒針、最初の一作までを順番に読むクラスタです。

  1. 編み物とは?かぎ針・棒針・アフガン編みの違いと始め方
  2. 編み物初心者の始め方|道具をそろえて最初の練習へ進む5手順
  3. 編み物に必要なもの一覧|糸・針・仕上げ道具の買い物チェック
  4. かぎ針編み初心者の始め方|道具・くさり編み・細編みの練習
  5. 棒針編み初心者の始め方|作り目・表編み・裏編み・伏せ止めの手順
編み物バッグのイラスト
カーディガンのイラスト
マフラーのイラスト
靴下のイラスト
今すぐ無料でダウンロード

最初の作品は、最後に編んだ段と次の一手をメモしてから手を止めましょう。

amimoでは作品ごとにカウンターと編み図をまとめ、カウンターのメモに再開位置や材料を書いておけます。iOS・Android対応。無料ダウンロード、広告・アプリ内購入あり。無料利用には保存件数などの制限があります。