記事 30

編み物のプレゼント選び|手作り小物と編む人への贈り物

編み物をプレゼントにしたい人へ、小物やウェアを使い道・季節・手入れで選ぶ方法を解説。編み物好きな人に贈る道具・糸・キット、仕上げとラッピングも紹介します。

赤い靴下2足を持つハリネズミのイラスト
目次

編み物のプレゼントは、相手が使う場面を一つ思い浮かべて選ぶと決めやすくなります。机で飲み物を飲む人にはコースター、普段から髪を結ぶ人にはシュシュ、小物を持ち歩く人には巾着。帽子やウェアよりサイズ合わせが少ないものから考えてみましょう。

ただし、小さい作品でも、細い糸や複雑な模様、金具付けがあると工程は増えます。この記事では、贈り物の候補を用途と作業の両方から比べ、公式レシピを選ぶところから、手入れの案内を添えて渡すところまで整理します。

相手の使い方から四つの候補を比べる

候補合いそうな相手・場面作る前に決めること渡す前の確認
コースター自宅や職場でカップを使う人カップの底が収まる大きさ、平らな編み地カップを置いて傾かないか、色落ちや手入れ方法
シュシュ普段からヘアゴムを使う人髪の量に合うゴム、好みのボリュームゴムの伸びと戻り、糸端や装飾の引っかかり
巾着イヤホンや小物を持ち歩く人実際に入れる物、ひもの長さ口が閉まるか、細かい物が編み目から出ないか
編み花・小さな花束飾ることを楽しむ人、送別や記念日置く場所、花瓶の有無、色ワイヤー端や接着部分、保管しやすさ

相手の好みが分からなければ、「家で使う小物と身に着ける小物なら、どちらが好き?」と聞くと候補を絞れます。サプライズにしたい場合も、普段使う色や物を手がかりにし、使うことや感想を求めない渡し方にすると負担を減らせます。

相手との関係と、使う季節から選ぶ

友達、母親、義母、恋人など、相手との関係だけで好みは決まりません。普段使う色、持っている物、身に付けるか家で使うかを手掛かりにします。母の日や誕生日、卒業のお祝い、お礼では渡す日が違うため、制作時間に加えて、その時期に使える素材や形を選びましょう。

一緒に選べるなら、複数の候補の写真から好みを聞く方法もあります。手入れや保管のしやすさまで話せると、日常で使う場面を具体的に考えられます。

小物の次に考えたいプレゼント

候補合う使い方加わる確認
キーホルダー・あみぐるみバッグの飾り、好きな動物を飾る固定部分、小さな部品、相手が飾るか
ミニバッグ・エコバッグ近所への外出、荷物の仕分け持ち手、伸び、実際に入れる物の重さ
ボトルケース飲み物を持ち歩く容器の寸法、出し入れ、濡れたときの扱い
ハンドウォーマー・アームウォーマー手首や腕を覆う周囲の長さ、肌触り、左右差
マフラー・ミニストール・三角ショール首元や肩に掛ける幅と長さ、巻き方、服との合わせやすさ
ブランケット・クッションカバー室内で使う大きさ、重さ、保管場所、洗い方
ベストなどのウェア服として着る採寸、好みのゆとり、試着できるか
ルームソックス室内で足を包む足の寸法、床での滑り、手入れ
花瓶・鉢のカバー、ランチョンマット部屋や食卓の飾り対象物の実寸、水や熱に触れる場所

マクラメのハンギングなど、糸を使っていても編み針を使わない作品もあります。作りたい物がその技法なら、結び方とつるす構造を説明した教材を選びます。どの候補も、作品名だけで初心者向けとは判断せず、具体的なレシピの目数、材料、仕上げを確認してください。

編み始める作品を決めるための公式レシピ例

以下は2026年9月9日に公開を確認したレシピです。本記事で試作した作品ではありません。材料と編み方はリンク先の原本を使い、指定糸を替えるときは大きさや手入れ条件を確認してください。

平らな小物を編みたい:シンプルコースター

クロバーの「はじめてのかぎ針編み シンプルコースター」PDFは、梶成子さんのデザインで、できあがり約10cm角。細編みの本体と縁編みを確認できます。形を整える練習も兼ねて、まず自分用に1枚編み、使うカップと合わせてから贈る枚数を決めると無理がありません。

作例は毛糸を使っています。「コースターだからコットンに替えても同じ」とは限りません。糸を替える場合は、編み地の厚み、寸法、洗濯表示を改めて見ます。鍋敷きなど高温の物を置く用途へは、そのまま転用しないでください。

髪を結ぶ人に:くさり編みのシンプルシュシュ

クロバーの「くさり編みのシンプルシュシュ」にはレシピがあり、はじめてのニット特集から動画にも進めます。相手がふだん使うヘアゴムの大きさや、飾りの量を先に聞くと選びやすくなります。

時間の目安が書かれた教材でも、編み直し、糸始末、ゴムの確認、包装にかかる時間は別に考えます。初めての作品を、渡す当日の短い時間だけで完成させる予定にはしないほうが安心です。形の違いはシュシュの選び方と編み方でも比べられます。

記念日に飾ってもらう:編み花

花は身に着けるサイズを気にせず選べますが、茎や花びらの組み立ても必要です。大きな花束を決める前に、一輪を完成させて仕上がりと作業量を確認します。編み花束の作り方と準備を参考に、飾る場所に収まる本数と長さを決めましょう。

編み物が好きな人へ、道具やキットを贈る場合

編み物のプレゼントには、完成した作品を贈るほか、相手が編むための道具や材料を贈る選択肢もあります。相手が普段使う技法を先に確かめると、使わない針や重複したセットを選びにくくなります。

針・糸・小さな用具

かぎ針セットは号数とグリップ、棒針や輪針は太さと長さを見ます。付け替え式の輪針は、持っている針先とコードが接続できるかが重要です。高価なセットほど合うとは限らないため、希望するメーカーや型があるかを確かめます。

糸は色や素材の好みに加えて、作る作品に必要な量をそろえられるかを確認します。大きな作品用なら同じ色でも染色ロットに注意し、一玉だけの贈り物なら、小物に使いたい糸かを考えましょう。とじ針、マーカー、針キャップ、道具ポーチ、作品を入れる袋なども候補ですが、既に使っている物や欲しい物を聞けると選びやすくなります。

本・一作品のキット・継続型の教材

本は、かぎ針か棒針か、基本を学びたいか新しい模様を試したいかに合わせます。キットは糸と編み図だけの場合もあるので、必要な道具まで内容を確認してください。フェリシモの編み物のギフト関連商品は、道具と制作キットを比較するための一例です。購入する際は各商品の現在の内容を確認します。

デアゴスティーニのかぎ針編みシリーズのような、少しずつ作る形式もあります。継続型の教材は、一回の贈り物で完成するか、追加購入や受け取りが必要かを調べます。本人に確認せず継続契約を贈るのではなく、制作期間や保管場所を含めて希望に合う形を選びましょう。

糸は「素材名」だけでなく手入れまで選ぶ

肌に触れる作品なら、相手が苦手な素材や毛羽立ちがないかを先に確認します。ウール、アクリル、コットンという名前だけで、肌触りや洗濯方法を一律に決めることはできません。混率、糸の加工、副資材を含めて判断します。

選んだ糸の帯は捨てず、商品名、色番号、混率、洗濯表示を残しておきます。水通しや洗濯をする場合は帯とレシピの指定に従い、十分に乾いてから包みます。繊細な手入れが必要な作品なら、それを相手が負担に感じないかも作品選びの一部です。

子ども向けには、年齢だけで決めず、保護者に用途を確認します。小さな飾り、取れやすい金具、長いひもがある作品を、幼い子どものおもちゃとして安易に選ばないようにします。

渡す日から逆算するときは「試作・本番・仕上げ」を分ける

最初に1個編んでみると、自分にとって難しい箇所と、同じ作業を繰り返せるかが分かります。試作で想定より時間がかかれば、数を減らす、色替えを減らす、既に編める作品へ変更する余地を残しましょう。

  1. 相手と用途を決め、完成サイズを確認する。
  2. レシピと指定材料をそろえ、1個または一部を試す。
  3. 本番を編み、糸始末、留め具、寸法を確認する。
  4. 必要な手入れと乾燥を済ませ、カードと一緒に包む。

コースターなら平らな場所にカップを置く、巾着なら予定の物を入れて閉める、シュシュならゴムを動かすというように、使う動作まで確かめます。細かな物を入れる巾着で編み目の隙間が大きい場合は、裏地の必要性も検討します。

ラッピングには作品の扱い方を添える

作品の形が見える袋や小箱を選び、潰れやすい花には空間を残します。飾りを増やすより、糸くずを取り、形を整えた作品を見せるほうが内容を伝えやすくなります。

カードには、作品名、素材、手入れ方法を短く書きます。たとえば「小物用巾着/使用糸:○○・綿○%/洗濯:糸の表示に沿った方法」のように、実際の材料から記入します。未確認の洗濯方法を、親切のつもりで付け足さないようにしましょう。

よくある質問

初心者の作品を贈ってもよいですか?

贈るかどうかは、技術の段階だけでは決まりません。相手が使いたい物で、糸端や留め具が整い、用途に合うことを確認できたら候補になります。初作品を必ず贈る必要はなく、自分用で試してから同じものを編む方法もあります。

手編みの帽子やマフラーは避けたほうがよいですか?

相手のサイズ、色、素材の好みが分かるなら候補になります。特に帽子は頭囲だけでなく深さや好みのフィット感も関わるため、寸法を聞ける相手に向いています。

同じ作品を複数の人へ贈るときは?

1個を仕上げてから必要数を決めます。糸の追加購入が必要なら同色の在庫を確認し、色やサイズを変える箇所だけ一覧にしておくと混同を防げます。候補を広げたいときは編み物小物のアイデアを参考にしてください。

次に同じ物を編めるように記録する

贈った後も再現したい作品は、使ったレシピ、糸の色番号、針、変更した寸法を残します。紙の制作ノートでも、amimoの作品ごとのカウンターメモでも構いません。amimoでは手元の編み図やWebの参照先を作品にまとめ、段数を手動で数えながら進められます。「次は縁編み」「同じ色であと1枚」のような次の作業も書いておくと、複数の贈り物を準備するときに役立ちます。

amimo編集部より

この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。

公開
2026/04/15
更新
2026/09/10

Reading Route

作りたい作品から探す

小物、バッグ、ポーチ、巾着、花束、ギフトなど作品検索に強いクラスタです。

  1. 編み物小物おすすめ7選|初心者向けの作品・技法・仕上げを比較
  2. 編み物バッグの始め方|初心者向けの選び方と無料編み図3選
  3. かぎ針ポーチの作り方|巾着とファスナー付きの工程・仕上げを比較
  4. 編み物の花束の作り方|花・茎の組み立てとラッピングの順番
  5. 簡単な編み物作品の選び方|工程の少ない小物と制作時間の考え方
編み物バッグのイラスト
カーディガンのイラスト
マフラーのイラスト
靴下のイラスト
今すぐ無料でダウンロード

贈る作品のサイズ・使った糸・仕上げの予定を、一つの作品として記録しましょう。

amimoでは作品ごとにカウンターと編み図をまとめ、カウンターのメモに再開位置や材料を書いておけます。iOS・Android対応。無料ダウンロード、広告・アプリ内購入あり。無料利用には保存件数などの制限があります。