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編み物の花束の作り方|花・茎の組み立てとラッピングの順番
かぎ針で花束を作りたい人へ、公式ガーベラレシピを軸に材料、花とガク、ワイヤーの茎の取り付け、束ね方、ラッピングを解説。花の数を決める試作や贈る前の確認も紹介します。
目次
編み物の花束は、花を編んだ後に茎を固定し、束ねたときの向きと重さを整えるところまで作って完成します。花だけを何個も編みためる前に、茎付きの1本を仕上げてみましょう。必要な材料と作業時間、花の大きさを見てから本数を決められます。
この記事では、クロバーのガーベラの公式レシピを使って一輪を完成させ、花束へまとめる流れを紹介します。編み目を並べた完全な編み図は公式PDFを参照し、ここでは組み立ての順番と失敗を防ぐ確認点を補います。
茎のある花束と、花束ブランケットの違い
「編み物の花束」には、一輪ずつ茎を付けて束ねるものと、円形の編み地の外周に花を付け、まとめると花束のように見えるものがあります。材料も作業量も違うので、完成写真の広げた状態まで確認して選びます。
| 作りたい形 | 主な構成 | 向く使い方 |
|---|---|---|
| 茎付きのブーケ | 花・ガク・茎を作り、複数本を束ねる | 一輪挿し、花瓶、ラッピングして贈る |
| 花束ブランケット | 大きな円の土台・葉・外周の花 | 広げて使い、まとめて飾る |
| ブーケコースター・ドイリー | 小さな平面と縁の花模様 | 卓上で使う小物。ブランケットとは使用面積が違う |
初めてなら一輪、または小さな花付きの平面作品で試してから、本数や直径を増やすと必要な作業を見積もれます。大きな円は後半ほど1段に編む量が増えるため、段数が半分まで進んでも作業時間が半分終わったとは限りません。
最初の一輪は、茎の取り付けまで載ったレシピで
クロバー「かぎ針編みのフラワー〈ガーベラ〉」は、花・ガク・茎がそろったレシピです。花部分は3段で、細編み、くさり編み、引き抜き編み、長々編みを使います。公式の完成寸法は全長約20cm、花の直径約5cmです。
材料は合太コットン糸、地巻ワイヤー(#22・36cm)、両面テープ。かぎ針5/0号、とじ針、はさみ、ペンチを使います。糸はハマナカ「ポーム ベビーカラー」の指定があります。色番の表記は材料欄と編み図の一部に不一致があるため、見本と全く同じ色をそろえたい場合は購入前に確認してください。
茎の材料を竹串やストローへ置き換えると、同じ固定方法は使えません。最初は指定の構造で作り、違う材料で作る場合はその材料の取り付けまで説明されたレシピを選びましょう。茎のない小花から練習するなら花モチーフの記事を先に読んでください。
1.花とガクを編み、表裏を決める
公式PDFの1ページ目で花とガクを編みます。花の中心を編んだ時点で目数を確認し、その後に花びらを編みます。取り付けに使う糸端を残す指定があるため、各パーツを編み終わったところですべて短く切らないでください。
ガクは花の裏側へ付く部分です。花の表を上に置き、裏側の中心が分かるようにしておきます。花だけを完成させた状態、ガクを編んだ状態、茎まで付けた状態を分けて置くと、部品の不足を見つけやすくなります。
2.茎を作り、花を固定する
公式の茎は、地巻ワイヤーを二つ折りにして糸を巻く構造です。糸の巻き始め、両面テープで固定する箇所、花へ付ける端の折り曲げ方を、PDF2ページ目の連続写真で確認してください。ペンチを使う作業も含むため、針と糸だけで仕上がる作品ではありません。
花を取り付ける方法は2通りあります。
| 仕上がり | 公式の取り付け方法の違い | 選ぶときの見方 |
|---|---|---|
| 平面的に見せる | 茎を花の裏へ固定した後、ガクを付ける | 正面から花を見せたい配置にする |
| 立体的に見せる | ガクへ茎を通して固定し、花と組み合わせる | 斜めや横からの花の向きも確認する |
どちらも、結び目や接着だけで済ませず、公式の縫い付け工程まで終わらせます。完成したら、花を軽く動かしたときに茎との接続が回らないか、ワイヤーの端が表や側面へ出ていないか確認します。出ている場合は、花束に隠して終わらせず固定箇所を直してください。
3.本数と配色を、実物を並べて決める
本数に決まりはありません。花の直径、茎の長さ、ラッピングの広がりで見える量が変わります。まず完成した一輪を紙の上に置いて、同じ花を増やすのか、別の形を加えるのか考えます。
初めてなら、同じガーベラを色違いで複数作る方法は、作業手順を繰り返せる点で取り組みやすい選択です。花の種類を増やす場合、公式ページにはダリア、ブルースター、リーフへのリンクもあります。それぞれ必要な針や技法が違うので、ガーベラの糸と針をそのまま全種類へ使わないでください。
色を決めるときは、中心・花びら・葉・包装紙を一緒に見ます。明るい花に強い柄の紙を合わせると輪郭が分かりにくい場合があるため、無地の紙も並べて比べてみましょう。
4.束ねてからラッピングする
- 花の正面が見える向きで並べます。真正面だけでなく、横から見た花の重なりも確認します。
- 茎を持つ位置をそろえ、仮にまとめます。花が隠れる場合は高さを少しずらし、無理に茎を曲げて調整しないようにします。
- 束を持ってみて、重さが片側へ偏らないか、花が回って裏を向かないかを確認します。
- 茎をまとめ、花を押しつぶさない大きさの紙で包みます。リボンは包装を固定できる位置に結び、茎の接続部を強く締め付けないようにします。
包装紙の寸法は完成した束へ合わせて決めます。先に小さな紙へ合わせようとすると、花を重ねすぎたり、茎を窮屈に折ったりしがちです。編み物のリボンを飾りに使う場合も、包装を開く操作を妨げない位置へ添えましょう。
花束ブランケットを作る場合の工程
茎を付けずに花束の形を楽しみたい方には、作者ちいさな桜の桜のフラワーブランケットがあります。円形の土台、葉、桜モチーフを組み合わせるレシピで、編み図と動画への案内、サイズを変える際の条件まで確認できます。
1.円の土台と、外周の繰り返しを合わせる
まず土台用の糸と花用の糸を分け、指定された針で編みます。土台を好きな大きさに変える場合でも、外周の葉や花が均等に配置できる目数が必要です。紹介した桜のレシピには土台を奇数段で終える指定があります。これはその編み図の条件であり、ほかの花束ブランケットへ共通のルールとして当てはめないでください。
大きさは平らに置いて測り、縁と花が加わる前の直径として記録します。最終段まで編んだら目数と外周模様の繰り返しを照合し、葉と花の必要数を原本の指定から確認しましょう。
2.葉と花を試作してから、必要数をそろえる
一種類の花でも、花びらを別々に編む方法と続けて編む方法では、糸端の本数や組み立ての手間が違います。最初の1個は取り付けまで終え、厚み、重さ、土台との釣り合いを見ます。
花の必要量は、試作1個の使用量と必要個数をもとに考え、試し編みと糸始末に使う分も用意します。別の人の「何玉でできた」という記録は、その人の糸・大きさ・手加減での実例です。同じ玉数を買えば足りるとは限りません。100均の糸を使う場合も、1玉の重さと長さ、色番号、ロットを確認してください。
3.取り付けと糸始末を終え、広げた状態で確認する
花を付ける位置と間隔は土台の図に従い、表裏をそろえて固定します。花を編む工程だけを終えても、外周へ取り付ける時間が残ります。全個数を一度に編みためる前に、数個取り付けて仕上がりを確かめると修正範囲を抑えられます。
作者によって縫い付け、結び留め、接着剤を併用する方法などが異なります。固定方法を替えると耐久性や手入れの条件も変わるため、選んだ原本を確認します。完成後は広げたときに土台が強く引きつらないか、まとめたときに花が裏返らないかを見てください。
花の組み合わせ・贈り物・購入で迷ったら
バラやチューリップを主役にする、ガーベラを色違いにする、小花とリーフを足すなど、花束には複数の組み方があります。初回は主役の花を一種類決め、その大きさを見てから小花や葉を加えると、材料の買い過ぎを避けられます。
母の日、卒業や送別、誕生日に贈るなら、花言葉を一律の決まりとして選ぶより、相手の好きな色、飾る場所、持ち帰る大きさを確認しましょう。棚に飾るなら高さ、花瓶に入れるなら口の広さ、郵送なら箱へ収まる厚みも必要です。小さく仕上げたい場合は、花の目数を減らす前に、小花を使ったレシピへ替える方法を検討します。
通販や書籍で探すときは「完成品」「材料キット」「編み図・本」の違いを確認します。キットでは花と土台の糸、針、ワイヤー、包装材がどこまで付くかが判断点です。動画付きでも説明が途中までのことがあるため、仕上げまで案内されているかを見てから選んでください。
花が傾く・まとまらないときは
| 困ったこと | 先に確認する場所 |
|---|---|
| 一輪の花が回る | 茎と花・ガクの固定箇所。束の結び直しだけでは直らない |
| 花が垂れる | 花と茎の接続、指定材料からの変更、花の重さ |
| 花が隠れる | 正面からの配置、茎の高さ、紙の折り返し位置 |
| 包むと花が変形する | 紙の大きさと締める位置。花のすぐ下を強く絞っていないか |
| ワイヤーが見える | 糸巻きと端の処理。包装前に一輪ずつ見直す |
出来上がった茎付きの花は観賞用として扱います。小さな子どもやペットが触れる場所では、ワイヤーや外れた部品に手が届かない置き場所を選んでください。
贈る日までの進め方と、完成前の点検
制作時間は花の種類と慣れによって変わります。締め切りがあるなら、一輪目を編んだ時間に加え、茎作り・糸始末・束ね・包装の時間を測ります。花を編む時間だけを本数分に掛けて予定を立てないようにしましょう。編み物のプレゼントの記事では、相手の好みや渡し方の確認も紹介しています。
amimoでは作品ごとにカウンターを作り、そのカウンターにメモを付けられます。「花が編めた数」ではなく「茎を付けて糸始末まで終わった本数」を数え、メモへ残りの色や包装の予定を書くと、完成までの作業が見えます。
渡す前に、一輪ずつ裏側、接続部、糸端を確認します。包装を持っただけで花が抜けないか、運ぶ箱のふたで花を押していないかも確かめてください。保管時はほこりや直射日光を避け、洗えるかどうかを糸だけで判断しないようにします。ワイヤーや接着材を含むため、水洗いを前提にしない案内が無難です。
amimo編集部より
この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。
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