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かぎ針で花を編むには?小さな花モチーフからガーベラまで
編み物で花を作りたい人へ、小さな平たい花と茎付きガーベラの公式レシピを紹介。必要な技法、花びらの数え方、色替え、糸始末、ポーチや花束へ仕立てる際の確認点を説明します。
目次
かぎ針編みの花は、中心へ花びらを編み入れる小さなモチーフから、花・ガク・茎を組み立てる立体的な花まであります。初めてなら、まず茎のない花を1個編み、花びらの数と糸始末を確認するところから始めると工程を追いやすくなります。
ここでは公開されている公式レシピを2例紹介します。見た目だけで同じ作り方だと思わず、必要な技法と仕上げ方を比べて選んでください。
作りたい花を、使い道から選ぶ
| 作りたいもの | まず見るレシピ | 仕上げで必要になること |
|---|---|---|
| ポーチや小物に付ける小さな花 | 茎のない平たいモチーフ | 裏側の糸始末、取り付け位置の確認 |
| ブローチ | 留め具の取り付けまで載った花 | 土台やピンへの固定 |
| 一輪挿し・花束 | ガクと茎を含む花 | 茎の固定、裏側とワイヤー端の処理 |
花びらの枚数、編む段数、使用する技法は花ごとに違います。「花はすべて5枚」「中心は必ず細編み6目」など、一つの数を別の編み図へ当てはめないようにしましょう。
小さな花:巾着レシピに付属する5枚花びら
クロバーのグラニースクエア2枚のミニ巾着ポーチには、ひもの先へ付ける小さな花が載っています。使うのは並合太毛糸とかぎ針5/0号です。花の図は公式PDFの3ページ目にあり、わの中心へ、くさり編み・長編み・引き抜き編みを組み合わせて5枚の花びらを作ります。
練習する順番は、わの作り目を用意する→図の花びら1枚分を編む→同じ単位を繰り返す→5枚になったことを確かめる、です。長編み1目を花びら1枚と数えず、中心へ戻るまでの一まとまりを数えます。花だけを練習する場合も、最初と最後の糸端を短く切らず、公式図の指定どおり残しておきます。
巾着に使う場合の固定方法までPDFにあります。まずはその用途で作ると、花を編むだけでなく、付けて使うところまで確認できます。
茎付きの花:3段で花を作るガーベラ
クロバーのかぎ針編みのフラワー〈ガーベラ〉は、合太コットン糸とかぎ針5/0号を使うレシピです。花は3段ですが、最後の段には長々編みを使います。段数が少なくても、先ほどの小花と同じ操作だけで編めるわけではありません。
花とガクを別々に編み、糸を巻いた地巻ワイヤーの茎を付けて仕上げます。公式の完成寸法は全長約20cm、花の直径約5cm。これは指定材料での目安で、糸を替えれば大きさも変わります。
花びらを編み始める前に、中心の段の目数を確認します。花びらを付ける土台が不足すると最後に収まらないため、最終段だけで帳尻を合わせず、中心まで戻って原因を調べます。茎を付けてまとめる流れは編み物の花束の記事で詳しく説明しています。
ぷっくりした花・巻きバラ・葉を選び分ける
花モチーフの見た目は、花びらを構成する編み目と組み立て方で変わります。作りたい花の写真を見つけたら、名前だけで決めず、図に使われる記号と仕上げの工程も開いてください。
| 花の構造・技法 | 仕上がりを選ぶ目安 | 新しく確認する操作 |
|---|---|---|
| 中心から外へ花びらを付ける | 平たい小花、ガーベラ、星形の花など | 土台の目数と、花びらを編み入れる場所 |
| 帯状に編んで巻く | バラのように花びらが重なる形 | 巻く向き、巻き加減、裏側の固定 |
| 花びらを別々に編んで組む | 厚みや向きを調整したい立体花 | パーツの枚数、表裏、縫い合わせ |
| 玉編みやパプコーン編みを使う | 膨らみのある花びら | 糸を引き出す長さ、閉じる位置。似た記号の違い |
| コイル編みを使う | 糸を巻いた立体的な模様 | 巻く回数と引き抜き方。基本の長編みとは別の操作 |
同じ「ぷっくり」という名前でも技法は一つではありません。花びらを押し出す向きや最後の閉じ方も作品によって違うので、手が止まったら、そのレシピが参照する基礎解説へ戻ります。余り糸で練習する場合も、1枚だけ別の太さに変えると花びらの形がそろわなくなることがあります。
ダリアやブルースターへ進む場合
クロバーのニットフラワー講座では、ガーベラに加えてダリア、ブルースター、リーフのレシピを案内しています。花びらが重なる花と星のように開く花を組み合わせると、輪郭の違いを楽しめます。糸や針の指定は個別に確認し、まず各種類を一輪ずつ完成させて並べてみましょう。
葉は花の裏を隠すガクとは別のパーツです。花束へ添える場合は茎への固定、モチーフとして使う場合は花との配置を確認します。花と同じ数だけ葉を作る必要はなく、実物を仮置きして見える量を決めます。
季節の花や葉へ広げるとき
デイジーやカモミールのような平らな形、チューリップやユリのような立体的な形、藤やラベンダーのように小さな部分が連なる形では、パーツ数と組み立てが違います。カーネーション、あじさい、ミモザ、ひまわり、コスモス、ポインセチアなども、花名だけで選ばず、編み図にある部品の数を見ます。
つぼみ、がく、葉、枝を加えると雰囲気を変えられます。桜やクローバー、もみじ、いちょう、ハート形の葉などを組み合わせる場合は、花との大きさと糸の太さをそろえて仮置きしましょう。ハイビスカスや蘭のように形が複雑な花は、写真の印象だけで小花の目数を流用せず、その花のレシピを選びます。
鉢植え風や花かごに仕立てる場合も、花本体に加えて土台、茎、固定が必要です。アフガン編みや棒針で表現する花は道具と手順が違うため、かぎ針の作り方と混ぜずに確認します。
本・キット・完成した花を見分ける
花の写真が載った販売ページには、作品集、編み図、材料キット、完成品が混在します。本は使う糸の太さと技法、キットは道具や動画の有無、完成品は大きさと仕立てを確認しましょう。細いレース糸、刺しゅう糸、絹糸の小さなアクセサリーは、太い毛糸のモチーフと同じ針では編めません。
リース、花かんむり、フレーム飾り、ブレスレットなどに使う場合は、飾る面や身に付ける位置に合わせて重さと固定を確かめます。花柄を編み込む手袋と、立体の花を後から付ける小物も異なる技法です。
花を編み始める前の基礎と道具
わの作り目、くさり編み、引き抜き編みを確認し、選んだ図に細編み・長編み・長々編みなどがあれば、その目も小さく練習します。たとえばガーベラには長々編みが使われるので、長編みと同じ糸の掛け方だと思い込まず、クロバーの基礎解説で確かめてください。
かぎ針は指定号数を基準にし、握り方と糸の滑りに合うものを選びます。とじ針は糸端の始末とパーツの固定、はさみは糸を切るために必要です。細い糸用の小さな花では、糸が通るとじ針かも確かめます。茎付きの花だけは、ワイヤーなど別の材料が加わります。
編み図は全体の繰り返しを見るのに向き、連続写真や動画は針を入れる場所を確認するのに向きます。画像を保存しただけで作者や作り方が分からなくならないよう、掲載元のページURLも残しましょう。
色と糸は、形が分かる組み合わせから
最初の1個は、花びらの輪郭と針を入れる場所が見える糸を選びます。毛足の長い糸や強いラメは見た目を変えられますが、編み直しや目数の確認が難しくなることがあります。
色替えは花の中心と花びらの境目にあるとは限りません。編み図の「糸をつける」「糸を切る」印と配色指定を確認してください。前段の最後の引き抜きで替える作品も、いったん糸を切って付け直す作品もあるため、別動画の操作をそのまま混ぜないようにします。
色数を減らして練習するなら、編み方は変えず、中心と花びらを同色にする方法があります。ただし同じ色では境目を見失いやすいので、段の始まりへ目印を付けておきましょう。
形がそろわないときの確認
| 困ったこと | 見るところ |
|---|---|
| 花びらが余る・足りない | 土台の目数、花びら1枚分の範囲、同じ位置へ重ねていないか |
| 花びらの大きさが違う | 同じ技法と目数か。くさりの長さや長編みの引き上げがそろっているか |
| 中心に意図しない穴が残る | 指に巻くわか、くさりで作る輪か。締められる作り目を使っているか |
| 花が反る | 元の完成形も立体か。土台への編み入れ数と糸の引き具合が合っているか |
| 糸端がほどける | 結ぶだけ、短く切るだけになっていないか。指定の糸始末をしたか |
平たい花に仕上げたい場合も、強く引っ張って形を直さないでください。水通しやアイロンの可否は糸のラベルで確認し、立体の花びらを押しつぶさないようにします。
小物へ付けるときは、仮置きして使い心地を見る
ポーチやバッグに付ける場合、開閉部や持ち手を避けて花を仮置きし、中身を入れた状態で見ます。ふたに花が挟まらないか、手を入れるときに引っかからないかも確認してください。付け方まで含めて作りたい場合は、前述の巾着のように取り付け工程のある作品を選びます。
ブローチとして使いたい方には、クロバー「じゆうブローチ/お花のモチーフ1・2」PDFもあります。中細糸と2/0号または3/0号を使う複数の花の図と、ニット用ソフトピンへ縫い付ける仕立てが載っています。作品ごとに糸・針が異なるので、選んだ花の欄を見てそろえましょう。
花をつないで大きな作品にするには
花を単独で付ける方法から、四角い枠を編み足したモチーフをつなぐ方法へ進むと、ブランケット、マルチカバー、バッグ、マット、ドイリーなどを作れます。ウェアやルームシューズへ使う場合は、単なる飾りと違って寸法やつなぎ目の強さも関わります。花1個の編み図だけで拡大せず、完成品全体の配置図があるレシピを選びます。
同じ花をつなぐなら、先に数枚編んで大きさを比べ、四角の角とつなぐ辺を確認します。花びらの先を適当に縫うと配置がずれるため、つなぐ場所の指定を守りましょう。サシェやボトルカバーにする場合は中身のサイズ、ドイリーやマットでは置く物が傾かないことも確かめます。
一輪挿し、棚に置く飾り、壁に掛けるスワッグに使うなら、裏側まで糸を処理してから配置します。身に付ける用途では、ボタン風の小花でも糸端を引くだけで外れないように固定する必要があります。用途が変われば留め方も見直してください。
花を複数編むときの記録
同じ花を何個も作るなら、amimoで作品にカウンターを作り、糸始末まで終わった個数を数える使い方ができます。メモには「小花は5枚花びら/3個完成/次はピンク」などを残します。編みかけと完成品を分けて数えると、花束や飾りに必要な数を把握できます。
基本の目で止まったらかぎ針編みの始め方へ、記号の読み方は編み図の記事へ戻って確認します。平らな編み地を先に練習したい場合はコースター、ほかの小さな作品は簡単な編み物から選べます。
amimo編集部より
この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。
Reading Route
かぎ針と小物
かぎ針編みから始めたい人向けに、コースター、シュシュ、花、リボン、モチーフへ広げます。
amimoでは作品ごとにカウンターと編み図をまとめ、カウンターのメモに再開位置や材料を書いておけます。iOS・Android対応。無料ダウンロード、広告・アプリ内購入あり。無料利用には保存件数などの制限があります。