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編み図の読み方完全ガイド|初心者でも記号図がわかるようになる実践解説
編み図の読み方を初心者向けにやさしく解説。記号図の基本、往復編みと輪編みの違い、段の見方、増し目・減らし目、編み始めの探し方、迷ったときの読み直し方、参考リンクまでまとめています。
読む前の整理
読み解き読めないところだけ、ひとつずつほどいていきましょう
編み図や記号は、最初から丸暗記する必要はありません。今編む場所、今出てきた記号、今の段だけに区切ると読みやすくなります。
- 読む目的
- 編み図、記号、レシピを見たときの迷いを減らすことです。
- 確認目安
- 最初はすべて覚えず、今使う記号や段だけを確認すれば十分です。
- 用意するもの
- レシピ、段数マーカー、メモ、必要なら動画や公式の記号表を用意します。
- 注意点
- 図全体を一度に理解しようとせず、編み始めと進行方向から見ましょう。
- 記録ポイント
- 編み図の読み方完全ガイド|初心者でも記号図がわかるようになる実践解説では、迷った記号や段数を作品ごとに残すと次回が楽になります。
手元のレシピで、編み始め位置、進行方向、今の段の3点だけをまず確認しましょう。
amimo編集部より
この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。
Table of contents
編み図の読み方がわからないと、作りたい作品が見つかっても、急に難しそうに感じてしまうものです。写真ではかわいく見えるのに、レシピを開いた瞬間に記号が並んでいて、「これはもう初心者向けじゃないかも」とそっと閉じてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

でも、編み図は一度に全部理解しなくても大丈夫です。最初に見るべき場所と、読み解く順番さえわかれば、初心者でもかなり理解しやすくなります。編み図は暗号ではなく、「どこから始めて、どちらへ進み、何を何回くり返すか」を図で見やすくしたものです。最初の壁は少し高く見えますが、読み方のコツがつかめると、文章だけのレシピより全体像をつかみやすく感じる方も多いです。
編み図が読めるようになると、作れる作品の幅が一気に広がります。レシピ本の内容を理解しやすくなり、無料レシピも探しやすくなり、YouTubeの動画を見ながら「今どの段を編んでいるのか」も把握しやすくなります。つまり、編み図の読み方は、編み物をもっと自由に楽しむための土台です。
この記事では、編み物初心者の方に向けて、編み図とは何かという基本から、記号図と文章レシピの違い、往復編みと輪編みの読み方、段数の見方、増し目と減らし目、編み始め位置の見つけ方、迷ったときの読み直し方まで、順を追って詳しく解説します。途中で止まりやすいポイントも先回りして補足するので、「編み図を見ると固まってしまう」という方も安心して読み進めてみてください。
まずここだけ押さえれば大丈夫
編み図は、記号を全部覚えてから読むものではありません。最初は「どこから始めるか」「どちらへ進むか」「何段あるか」だけを見れば十分です。
細かな記号は、作品を編みながら少しずつ確認していけば慣れていきます。図全体を地図のように眺めるところから始めましょう。
この記事でわかること
- 編み図とは何か
- 記号図と文章レシピの違い
- 編み図を読む前に必ず見るべきポイント
- 往復編みと輪編みの読み方
- 円編みの編み図で迷わない考え方
- 増し目、減らし目、立ち上がりの見方
- 編み図が読めないと感じたときの対処法
- 初心者に役立つ参考リンクと関連記事
編み図とは?
編み図とは、編み方を記号や線、矢印、段数表示などで表した図のことです。文章で長く説明しなくても、作品全体の構造や流れをひと目で把握しやすいのが大きな特徴です。
たとえば文章レシピでは、「くさり編みを20目作り、立ち上がり1目で折り返し、細編みを19目編みます」と書かれるところを、編み図では作り目の記号、進行方向、段数の表示で視覚的に表せます。慣れてくると、「この作品は四角く育つんだな」「ここで増やして丸くするんだな」といった全体の形が見えやすくなります。
初心者が最初に戸惑いやすいのは、記号の意味そのものより、「どこから読めばいいのか」がわからないことです。逆にいえば、ここさえ整理できれば、編み図は急に読みやすくなります。
編み図と文章レシピの違い
編み図と文章レシピは、どちらも作品を作るための説明ですが、向いている役割が少し違います。
文章レシピは手順を追いやすい
文章レシピは、順番に何をするかが書かれているので、初めての工程でも理解しやすいです。「次にこれをする」がわかりやすいので、完全な初心者にとって安心感があります。
編み図は全体像をつかみやすい
一方で編み図は、作品の流れや構造、くり返しの位置、どこで増減するかが見やすいです。文章だと長くなりやすい説明も、図ならすっきり把握できます。
初心者は両方を併用すると理解しやすい
結論として、初心者は「文章で流れを追い、編み図で形を確認する」という読み方がいちばん理解しやすいです。どちらか一方にこだわる必要はありません。むしろ、最初は両方あるレシピを選ぶと学びやすいです。
編み図を読む前に最初に確認すること
編み図を見るとき、いきなり記号を追い始めると混乱しやすいです。先に全体を眺めて、次のポイントを確認すると読みやすくなります。
何を作る図なのか
当たり前に見えて、実は大切です。コースターなのか、ポーチなのか、花モチーフなのかで、編み図の見え方はかなり変わります。作品写真や完成サイズも先に見ておくと、「この図は平面なのか立体なのか」がわかりやすくなります。
編み始め位置はどこか
編み図を読むうえで、最初に一番大切なのがここです。くさり編みの作り目から始まるのか、輪の中心から始まるのか、脇から拾い目をするのかを先に見つけます。ここがずれると、そのあと全部がずれて見えてしまいます。
進行方向はどちらか
矢印や段数表示を見て、左から右なのか、右から左なのか、ぐるぐる同じ方向に回るのかを確認します。ここをつかんでおくと、「今どこを編んでいるのか」がわかりやすくなります。
何段あるか、どこで終わるか
全体の段数や、どこまで編めばひと区切りかを把握しておくと安心です。特に初心者は、終わりが見えるだけで気持ちがかなり楽になります。
編み図の基本ルール
編み図にはいくつかの基本ルールがあります。全部を丸暗記する必要はありませんが、ここを押さえておくと見慣れない図でも落ち着いて読めます。
記号は編み方を表している
かぎ針編みなら、くさり編み、細編み、長編み、引き抜き編みなどが記号で表されます。棒針編みなら、表編み、裏編み、かけ目などの記号が出てきます。まずは作品に頻出する基本記号だけ覚えれば十分です。
記号そのものを一覧で確認したいときは、関連記事の 編み物記号一覧 を一緒に見ると理解が進みやすいです。
線や配置は「どこに編むか」を表している
編み図は記号だけではなく、配置にも意味があります。前の段のどこに針を入れるのか、同じ場所に複数目を編み入れるのか、段がどのように積み上がっていくのかが図で表されています。
矢印や番号は進行順を表している
段数や矢印がある場合は、それが進行のヒントになります。数字だけを見て進むのではなく、矢印や位置関係とセットで見ると理解しやすいです。
往復編みの編み図の読み方
往復編みは、行って戻ってをくり返す編み方です。マフラーや平らな編み地、小物の一部などでよく使われます。
基本の見方
往復編みでは、1段目を編んだら折り返し、2段目は反対方向へ進みます。そのため、段ごとに進行方向が変わります。これを見落とすと、「次はどっちへ行くの?」と迷いやすくなります。
かぎ針編みの平面作品では、立ち上がりのくさり編みが段のはじめに入ることが多いです。棒針編みでは、表編みと裏編みの切り替えと合わせて考える必要があります。
初心者が迷いやすいポイント
往復編みで混乱しやすいのは、折り返した直後です。今見ている段が表側なのか裏側なのか、どちら方向へ編む段なのかが曖昧になると、目の拾い方もわからなくなります。
そんなときは、いったん編み図から目を離し、実際の編み地を見て「今どちらを向いているか」を確認すると整理しやすいです。図だけで解こうとすると混乱が深まることがあります。
輪編みと円編みの読み方
輪編みと円編みは、初心者が特に戸惑いやすい部分です。どちらも「ぐるっと編む」という点では似ていますが、読み方の感覚をつかめるとコースターやモチーフが一気に楽しくなります。
輪編みは同じ方向に進む
輪編みでは、往復編みのように折り返さず、同じ方向にぐるぐる進むのが基本です。帽子や筒状の作品、本体を輪にして編む小物などでよく使われます。
編み図でも、段ごとに進行方向が大きく変わるのではなく、同じ向きに回っていく形で表されます。
円編みは中心から外へ広がる
コースターや花モチーフでよく出てくるのが円編みです。中心の輪から始まり、段を重ねながら外側へ広がっていきます。円編みを読むコツは、「中心」「立ち上がり」「一段ごとの増え方」の3つを見ることです。
最初の中心部分では、わにしたくさり編みや、わの作り目、マジックリングなどから始まることが多いです。そのあと、1段目で何目入れるか、2段目でどこに増し目を入れるかを順に確認します。
円編みで見失いやすいところ
円編みでは、段の始まりと終わりがわかりにくくなりやすいです。立ち上がりのくさり編みや引き抜き編みの位置を見逃すと、どこから次の段が始まるのか混乱します。段数マーカーを使うとかなり防ぎやすいです。
編み始め位置の見つけ方
編み図が読めないと感じたとき、原因の多くは「スタート位置を見失っていること」です。ここを丁寧に見るだけで、かなり読みやすくなります。
作り目から始まる場合
平面作品では、くさり編みの作り目から始まることが多いです。まず作り目が何目か、立ち上がりが含まれるのかを確認します。立ち上がりを数えるかどうかはレシピによって違うので、注記も必ず見ます。
輪の中心から始まる場合
円編みや花モチーフでは、中心の輪がスタートです。中心の記号、1段目の目数、段の終わり方をセットで見ます。最初の段さえわかると、その先もかなり追いやすくなります。
途中から拾い目する場合
バッグの持ち手や縁編みなどでは、途中から拾い目することがあります。この場合は、本体完成後の工程として別枠で図が載っていることも多いです。図が複数あるときは、「今読んでいるのが本体か付属部分か」も確認すると迷いにくいです。
立ち上がりのくさり編みはどう見る?
かぎ針編みでよく混乱するのが、立ち上がりのくさり編みです。立ち上がりは「次の段へ高さを合わせるための準備」であり、普通の目として数えるかどうかはレシピによります。
ここで大切なのは、自分の思い込みで判断しないことです。レシピに「立ち上がり1目は目数に数えない」「立ち上がり3目で長編み1目分とする」と書かれているなら、それに従います。曖昧なまま進むと、段の終わりで目数が合わなくなります。
初心者は、立ち上がりの位置にマーカーをつけておくと安心です。「ここは段のスタート」と目でわかるだけで、かなり混乱を減らせます。
増し目と減らし目の読み方
作品の形を作るうえで欠かせないのが、増し目と減らし目です。難しく感じるかもしれませんが、考え方はシンプルです。
増し目は「広げる」ための指示
増し目は、編み地を広げたり丸くしたりするときに使います。円編みのコースターで平らに広がるのは、適切な位置に増し目が入っているからです。記号図では、同じ場所に複数の目が入る形で表されることが多いです。
減らし目は「すぼめる」ための指示
減らし目は、袋口をすぼめたり、帽子のトップを閉じたり、立体感を作ったりするときに使います。複数の目をまとめて一つにするイメージで見ると理解しやすいです。
迷ったら前後の段を見る
増減がわからなくなったときは、その記号だけを見つめるより、前後の段と合わせて見たほうが理解しやすいです。「この段で目数が増えているのか減っているのか」を全体で見ると、図の意図がつかみやすくなります。
編み図が読めないと感じたときの読み直し方
編み図を見ても頭に入らないときは、理解力が足りないのではなく、見る順番が合っていないだけのことが多いです。次の順番で読み直すと整理しやすくなります。
1. 完成写真を見る
まず、何を作る図なのかを確認します。丸いのか四角いのか、平面なのか立体なのかがわかるだけでも理解が進みます。
2. スタート位置を見る
どこから始めるのかを探します。作り目なのか、輪の中心なのか、拾い目なのかを見つけます。
3. 一段目だけ読む
最初から全部理解しようとせず、一段目だけに絞ります。最初の一段がわかれば、二段目以降はかなり追いやすくなります。
4. 目数の変化を見る
各段で目数がどう変わるかを見ると、増減の意図が見えやすいです。特に円編みでは効果的です。
5. 文章レシピや動画を併用する
図だけで止まるなら、動画で手の動きを確認すると急に理解できることがあります。ひとつの情報源で詰まったら、別の見方を足すのが近道です。
初心者におすすめの練習順
編み図を読む力は、一度に身につくものではありません。小さな作品で少しずつ慣れていくのが一番です。
まずは平面の小物から
コースターやまっすぐ編む小さな作品は、編み図の入口としてとても優秀です。段の進み方や立ち上がりの感覚をつかみやすく、完成も早いです。
次に円編みに慣れる
コースターや花モチーフは、円編みの練習に向いています。中心から広がる感覚がわかると、編み図を見る楽しさが一気に増します。
そのあと立体小物へ
ポーチや巾着、バッグなどへ進むと、「図を読んで形を作る」感覚が育ちます。ここまで来ると、編み図に対する苦手意識がかなり減っているはずです。
参考になるリンクと探し方
編み図の理解を深めるには、図だけでなく、基礎解説や動画も組み合わせるのがおすすめです。
公式サイトや基礎ページ
YouTubeで探すときの検索例
検索するときは、「作品名」だけではなく、「読み方」「記号図」「初心者」まで入れると、解説寄りの動画が見つかりやすいです。
編み図を読めるようになると何が変わる?
編み図が読めるようになると、ただ作品を作れるようになるだけではありません。編み物の楽しみ方そのものが広がります。
まず、レシピの選択肢が増えます。文章だけの初心者向けレシピだけでなく、記号図が中心の本や無料レシピも読めるようになるので、作りたい作品が見つけやすくなります。
次に、アレンジがしやすくなります。段数を少し変えたり、縁編みを追加したり、色の切り替え位置を変えたりと、自分なりの工夫がしやすくなります。編み図は「そのまま守るもの」でもありつつ、「構造を理解するための地図」でもあるのです。
そして何より、作っている途中の不安が減ります。今どこまで進んだか、次に何をするかが見えやすくなるので、途中で止まっても再開しやすくなります。これは、編み物を長く楽しむうえでとても大きな変化です。
編み図記事と記号記事の使い分け
編み図が読めないと感じるときは、「図全体の読み方」で迷っているのか、「個別の記号」で迷っているのかを分けると解決しやすいです。
このページでは、編み始めの位置、進行方向、段数、増減、輪編みと往復編みの読み方を中心に整理しています。記号そのものの意味を調べたい場合は、編み物記号一覧 へ進むと確認しやすいです。実際の作品で練習するなら、編み物コースターの作り方 や 編み物の花モチーフの作り方 のような小さな作品から始めると、図と手の動きが結びつきやすくなります。
迷ったら一段だけに区切る
編み図で混乱したときは、全体を理解しようとせず、今編む一段だけに視野を狭めると進みやすくなります。
段数マーカーやメモを使って「今ここ」と残しておくと、途中で止まっても戻りやすくなります。
編み図を読む前のチェックリスト
編み始める前に、次の7点だけ先に確認しておくと、途中でほどく回数をかなり減らせます。
- 完成写真で「平面」「立体」「輪編み」「往復編み」のどれかを見分ける
- 編み始めの位置と、1段目の向きを確認する
- 立ち上がりの鎖目を数に入れるかどうかを見る
- 増し目・減らし目が出てくる段に印をつける
- 模様の繰り返し単位を、鉛筆やスクリーンショットで囲む
- 初めて見る記号は、凡例や基礎ページで先に確認する
- 分からない段は、段数マーカーやメモで「どこで迷ったか」を残す
編み図は、一度ですべて理解するものではありません。まず全体を眺め、次に1段ずつ確認し、手を動かしながら読み直すくらいで十分です。
よくある質問
日常的にはほぼ同じ意味で使われることが多いです。厳密には、編み図の中に記号図が含まれるイメージですが、初心者は「記号で描かれた編み方の図」と考えて問題ありません。
作れます。最初は文章レシピや動画を併用しながら進めれば大丈夫です。ただ、編み図が少しずつ読めるようになると作品の幅が広がるので、苦手意識を小さくしていく価値は大きいです。
一概にはいえませんが、初心者はかぎ針編みの記号図のほうが視覚的に理解しやすいと感じることが多いです。棒針編みは表側と裏側の関係も入るため、最初は少し混乱しやすいことがあります。
完成写真を見て形を確認し、次にスタート位置を探します。作り目から始まるのか、中心の輪から始まるのかを見つけるだけでも、読む順番がかなり整理しやすくなります。
止まらなくて大丈夫です。その記号だけを調べ、前後の目数や段数と照らし合わせて確認しましょう。すべてを覚えるより、出てきた記号をその場で理解する進め方のほうが現実的です。
段数マーカーやメモで「今の段」を残すと迷いにくくなります。編み図を読む力は、目で追う力だけでなく、途中経過を記録する習慣でも育っていきます。
まとめ
編み図の読み方で大切なのは、記号を丸暗記することより、どこから始めてどちらへ進むかを先に理解することです。編み始め位置、進行方向、段数、立ち上がり、増減の位置。この順番で見ていくと、初心者でもかなり読みやすくなります。
最初は図を見るだけで少し緊張するかもしれませんが、コースターや小さなモチーフのようなシンプルな作品から慣れていけば大丈夫です。編み図は、編み物の世界を広げてくれる地図のようなものです。ひとつ読めるようになるたびに、作れる作品も、編む時間の楽しさも少しずつ増えていきます。
次に読みたい関連記事
作ったものを記録して次につなげる
編み図を見ながら編むときは、「今どこまで編んだか」を残しておけるだけでかなり楽になります。段数やメモを作品ごとに整理できる編み物アプリがあると、途中で中断しても再開しやすく、編み図の理解も少しずつ深めやすくなります。
amimoなら、作品ごとに段数やメモをまとめられるので、途中で中断しても「今どこか」を見失いにくくなります。