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初心者の帽子の編み方|ねこ耳ニット帽の工程とサイズ確認
編み物で帽子を作りたい人へ、公式ねこ耳ニット帽を例に材料、ゲージ、輪編み、針の替え方、頭頂部のとじを解説。大人・キッズの寸法比較と、きつい・浅い場合の確認点も紹介します。
目次
初めて帽子を編むなら、好きな形に加えて、頭周りを合わせる工程と、頭頂部の閉じ方を確認してレシピを選びましょう。同じ「まっすぐ編む帽子」でも、輪編み、脇とじ、減らし目の有無は異なります。
この記事では、増減なしで輪に編むクロバーの「ねこ耳ニット帽」を例に、準備から完成までを追います。一般的な丸いニット帽との違いも整理するので、作りたい形を決めるときにも使えます。
帽子の構造で、必要な技法が変わる
| 構造 | 編む流れ | 確認する技法 |
|---|---|---|
| 輪に編み、上を直線に閉じる | かぶり口→側面→頭頂部をはぐ | 輪の始め方、はぎ合わせ |
| かぶり口から丸い頭頂部へ編む | かぶり口→側面→減らし目 | 減らす位置と段、少ない目を輪に編む方法 |
| 平らに編んで袋状にする | 編み地→脇とじ→頭頂部の処理 | 表裏の編み分け、とじ・はぎ |
| かぎ針で頭頂部から編む | 輪の作り目→増し目→側面 | 円の増し目、サイズ確認、段の境目 |
ねこ耳帽子は1番目の構造です。耳を別に作って縫い付けるのではなく、四角く閉じた上の角が、かぶると耳のように見えます。公式のねこ耳ニット帽
季節と形から選ぶ帽子の候補
| 作りたい形 | 構造で見るところ | 素材・使い方の確認 |
|---|---|---|
| ビーニー・折り返し付きニット帽 | 頭頂部の減らし目、かぶり口の伸び | 深さ、厚み、折り返す分の長さ |
| ねこ耳キャップ | 平らに閉じる位置、左右の角 | 耳の見え方と着用時の深さ |
| ベレー帽 | 外へ広げる増し目と、かぶり口へ絞る減らし目 | 最大幅と頭周りを別々に合わせる |
| バケットハット・つば付き帽子 | トップ、側面、つばの切り替え | つばが下がりすぎないか、形を保てるか |
| ボンネット・バブーシュカ風 | 後頭部の形、顔周り、ひもの仕立て | 結ぶ位置とひもの扱い、使用者に合う寸法 |
| モチーフをつなぐ帽子 | 一枚の大きさ、配置、接合 | つなぎ目も含めた全体の頭周り |
冬用のふっくらした編み地と、春夏の透かし模様では、同じ形でもかぶり心地が変わります。綿、麻、レーヨン、紙素材などは商品ごとに性質が違うので、「夏糸」という表示だけで洗い方や伸び方を決めないでください。透かし編みの穴やつばがあることだけで、紫外線防御の性能も保証できません。
男性向け・女性向けの分類より、着用者の頭周り、希望の深さ、色、つばの有無で選ぶと条件をそろえられます。メッシュ模様、市松模様、浅いビーニーなどへ変えたい場合も、既存レシピの数値へ模様だけ足さず、そのデザインに対応する編み図を使います。
ハマナカ「あむゆーず」の帽子レシピ一覧には、ねこ耳、モチーフのバケットハット、ベレー帽、まっすぐ編むキャップ、夏帽子などが掲載されています。材料やサイズは各作品の編み図を開いて確認してください。
指編みで帽子を作る方法もあります。針が不要でも、指から目を外す手順や編み地の接合が必要です。太い糸なら必ず短時間で終わると考えず、簡単な編み物の選び方で、道具の違いと仕上げまでの工程を比べてください。
公式ねこ耳ニット帽の材料とサイズ
公式レシピは、40cm輪針の15号と8mm、仕上げ用のかぎ針10/0号を使います。糸は超極太タイプのモヘアヤーンですが、指定糸は販売終了と案内されています。代替糸を使う前提で、編み地のゲージを確認する必要があります。
| 公式レシピ | 出来上がりの頭周り・深さ(置き寸) | メリヤス編みのゲージ |
|---|---|---|
| 大人サイズPDF | 約48cm・約19cm | 10cm四方で11目×15段 |
| キッズサイズPDF | 約44cm・約16cm | 10cm四方で11目×15段 |
これは帽子を置いた状態の寸法で、そのまま着用者の頭囲ではありません。「大人」「キッズ」だけで選ばず、使う人の頭周りと、今使っている帽子のかぶり口・深さを測ります。糸を替えると伸び方や厚みも変わるため、同じゲージでもかぶり心地が同一になるとは限りません。
1.小さな編み地でゲージを確認する
本体と同じ糸・編み方で、測る範囲より大きい試し編みを作ります。端を避け、編み地を引き伸ばさずに10cm分の目数と段数を数え、レシピのゲージと比較します。輪編みと平編みで手加減が変わる場合は、本番の輪編みに近い条件で確かめます。
同じ幅に入る目数が指定より多い場合は目が小さく、少ない場合は目が大きい状態です。一般に前者は太い針、後者は細い針を試し、もう一度測ります。針を替えても糸の厚みや風合いが合わない場合は、別の糸を検討します。Yarnspirationsのゲージ解説
水通しなどの仕上げは糸の表示に従い、本番と同じ扱いをした後の寸法も確認します。モヘアの毛足で目を数えにくいと感じる場合、目が見える糸で棒針の基本を練習してから取り組んでください。
2.かぶり口を輪に編む
選んだサイズの作り目をし、ねじれていないかを一周確認してから輪にします。輪針のコード上で作り目の下端の向きがそろっているかを見てください。ねじれたままつなぐと、後の段で自然には直りません。
段の始まりに目数リングを置き、1目ゴム編みでかぶり口を編みます。大人・キッズとも公式では15号針を使う部分です。表目と裏目を交互に編むため、切り替えるたびに糸を針の間へ通し、余分な輪を作らないようにします。
3.針を替えて側面を編む
公式の指定段数までかぶり口を編んだら8mm針へ替え、メリヤス編みで側面を編みます。輪に編むメリヤス編みは毎段表編みです。平編みのように表編みの段と裏編みの段を交互にしないでください。
針を替えるときは、目を無理に一度に抜かず、新しい針へ1目ずつ編み移していきます。段の始まりを見失わず、目数が変わっていないかも定期的に確認しましょう。
頭頂部を閉じる前に、編み地の深さを測ります。編み針が刺さる状態のまま無理にかぶらず、試着を行う場合は目を十分な長さの別糸などへ休め、目が落ちない状態にしてから確認します。
4.頭頂部をはぎ、糸始末する
この帽子は、頭頂部を減らして絞る方法ではありません。編み地を中表にして、前後の目を半分ずつ対応させ、かぎ針の引き抜きはぎで閉じます。まだ針に掛かっている目を使う工程なので、先に全目を伏せ止めしないでください。
閉じ始める前に、前後の目数が同じかを確認します。1組ずつ拾い、はぎ目を強く締めすぎないように進めます。最後に糸端を始末して表へ返し、上の両角とつなぎ目を整えます。目の拾い方は公式PDFと動画で確認してください。
かぎ針で夏帽子を編む場合の進め方
頭頂部から編む帽子は、円を作るところから始め、頭の側面に沿う部分、つばへと移ります。棒針のねこ耳帽子とは工程が異なるため、作り目や段数を流用しません。
トップを広げ、側面の長さを確認する
輪の作り目から、レシピが指定する位置で増し目をします。中心が盛り上がる、円が波打つときは、目数と針のサイズ、糸の引き加減を見直します。側面へ移る段で増し目を止めるタイプなら、その切り替え位置をマーカーとメモで残してください。
側面は頭周りだけでなく深さも合わせます。リボンを通す穴、交差模様、長々編みなどがある場合は、模様の開始位置と一周の目数を確認します。長さを調整するなら、模様の途中で止めてよいかもレシピに戻って判断します。
つばは増し目と形を保つ材料を確認する
つばを広げる部分には、側面とは異なる増し目の配置があります。形を支えるテクノロートなどが指定されている場合は、必要量、編み込む位置、端の始末方法まで用意します。代わりの金属線を自己判断で使ったり、尖った端を残したりしないようにしましょう。
工程の具体例は、帽子教室を取材した三菱電機「手編みの帽子で夏を迎えよう」で確認できます。同記事の増し目数やスチーム方法は、紹介された材料・帽子に対する説明です。別の糸やデザインへ数値だけを移さず、採用するレシピと糸の取り扱い表示を優先します。
リボン・コサージュ・ポンポンは仮置きしてから
本体のサイズを確認してから、飾りの位置と重さを試します。花モチーフやラメ糸で印象を変える場合も、固定した場所が肌へ当たらないか、着脱で外れないかを見ます。子ども用は小さな装飾や長いひもを安易に加えず、対象年齢と用途に合うレシピを選びます。
きつい・浅い・形が違うときの見直し
| 状態 | 確認する順番 |
|---|---|
| かぶり口だけきつい | 作り目の締まり→ゴム編みのゲージ→必要な頭周り |
| 全体が小さい・大きい | 指定ゲージとの差→選んだサイズ→糸の伸び方 |
| 浅い・深すぎる | かぶり口と側面を合計した深さ→段ゲージ→かぶり位置 |
| ねこ耳が片方だけ違う | 前後の分け方→頭頂部のはぎ位置→編み地のねじれ |
| 途中で穴が開いた | かけ目などの余分な輪、落ちた目、編み落とし |
大きさを直すために、根拠なく数段増やしたり目数を減らしたりすると、別の部分との関係が変わります。最初はゲージを合わせ、公式サイズの範囲で判断します。合うサイズがなければ、対象寸法が合うレシピへ変更するほうが確実です。
amimoのカウンターでは、かぶり口と側面の段数を区別して記録できます。メモへ「次の段から8mm」「頭頂部を閉じる前に深さ確認」と残しておくと、同じ編み方が続く途中でも切り替え位置を思い出せます。
洗い方と、完成品を購入する場合の確認
手編みの帽子が洗えるかは、糸だけでなく、芯材、飾り、裏地などの条件で変わります。編む前に糸ラベルを保管し、試し編みを同じ条件で仕上げて寸法の変化を見ます。特に紙素材や形を支える材料がある帽子は、丸洗いできると推測しないでください。
販売ページを見るときは「完成品」「編み図」「材料セット」を区別します。完成品なら実寸、サイズ調整の範囲、素材、洗濯表示を確認し、材料セットなら針や副資材が含まれるかを確認します。「フリーサイズ」でも頭周りに合うとは限りません。
ヘルメットの下に使う帽子や医療用途をうたう商品も検索に出ますが、通常の手編み帽子を同じ用途へ転用できるとは判断しません。使用する製品や用途に求められる条件を確認してください。
丸い帽子や次の作品へ進むなら
丸い頭頂部のニット帽は、減らし目の配置や残った目の処理を学んでから選びます。編み図の記事で段と目の読み方を確認しましょう。帽子の前に往復編みを練習したい方はマフラーへ、糸と針選びからなら初心者ガイドや簡単な作品へ進めます。
amimo編集部より
この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。
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棒針編み入門
棒針編みの基本から、マフラー、帽子など定番ニット作品へ進むクラスタです。
amimoでは作品ごとにカウンターと編み図をまとめ、カウンターのメモに再開位置や材料を書いておけます。iOS・Android対応。無料ダウンロード、広告・アプリ内購入あり。無料利用には保存件数などの制限があります。