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編み物とは?初心者でもわかる始め方・種類・道具の完全ガイド

編み物とは何かを初心者向けにやさしく解説。かぎ針編み・棒針編み・アフガン編みの違い、必要な道具、始め方、作れる作品、レシピの探し方、参考リンクまでまとめてわかる保存版ガイドです。

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編み物が気になっているときは、少し不思議な気持ちになるものです。毛糸のやわらかさ、手編みのぬくもり、SNSで見かけるかわいい小物やニット帽。見ているだけでも楽しいのに、自分でも作れたらもっと素敵だろうなと思う一方で、「でも、難しそう」「不器用でも大丈夫かな」「何を買えばいいのかわからない」と、最初の一歩で止まってしまう方も多いと思います。

でも、編み物は初心者の方でも十分に始めやすい趣味です。最初から大作に挑戦しなければ、必要な道具はそれほど多くありませんし、小さな作品からなら達成感も得やすいです。少しずつ手を動かしているうちに、「さっきまで糸だったものが、ちゃんと形になってきた」と感じられる瞬間が増えていきます。

しかも編み物は、ただ作品を作るだけの趣味ではありません。自分の手で少しずつ形が生まれていく感覚、使うたびにうれしくなる実用品、誰かに贈りたくなるあたたかさまで味わえる、とても豊かな手芸です。

この記事では、編み物とは何かという基本から、かぎ針編み・棒針編み・アフガン編みの違い、作れる作品、必要な道具、初心者の始め方、糸や針の選び方、レシピの探し方、挫折しにくい進め方、参考になる外部リンクまで、できるだけていねいに整理しました。初めて編み物に触れる方でも、「まず何から始めればいいのか」「自分にはどの編み方が合っていそうか」「何を作ると続けやすいか」が具体的にわかる内容を目指しています。

「編み物を始めてみたい」「興味はあるけれど、まだ自信がない」という方は、ぜひゆっくり読み進めてみてください。読み終えるころには、編み物が「遠い趣味」ではなく、「今日から始められる楽しみ」に少し近づいているはずです。

まずここだけ読めばOK

編み物は、最初から上手に作る趣味ではなく、小さく完成させながら慣れていく趣味です。

最初の1作目はコースターやシュシュのような小物で十分です。必要な道具も多くなく、完成体験を早めに作れるので、挫折しにくくなります。

最初は全部そろえなくて大丈夫です

毛糸と針、それからとじ針とはさみがあれば、最初の1作品は十分に始められます。

続くかどうかを見ながら、必要になった道具をあとから少しずつ増やしていくほうが、気持ちよく続けやすいです。

この記事でわかること

  • 編み物とはどんな手芸か
  • 編み物が初心者にも人気な理由
  • かぎ針編み、棒針編み、アフガン編みの違い
  • 編み物で作れる作品と初心者向きのジャンル
  • 最初に必要な道具と失敗しにくい選び方
  • 毛糸と針を選ぶときの考え方
  • 初心者が編み物を始める具体的な手順
  • レシピや動画の探し方
  • つまずきやすいポイントと対策
  • 続けやすくするためのコツ

編み物とは?

編み物とは、糸と針を使って目をひとつずつ作りながら、布状または立体の作品を形にしていく手芸です。布を切って縫い合わせるソーイングとは違い、一本の糸が少しずつ形になっていくのが大きな特徴です。

この「少しずつ形になる」という感覚は、編み物ならではの楽しさです。最初は一本の糸だったものが、作り目をして、段を重ねて、いつの間にかコースターになったり、バッグになったり、マフラーになったりする。その変化を自分の手元で見られることに、編み物の魅力があります。

また、編み物は見た目の可愛さだけではありません。使える作品を作りやすい実用性もあります。コースター、ポーチ、バッグ、小物入れ、帽子、マフラー、ベストなど、暮らしの中で使えるものが多いので、「作って終わり」になりにくいのも続けやすい理由です。

しかも、同じ編み方でも糸の素材や色、太さが変わるだけで印象は大きく変わります。シンプルな形でも、ナチュラルにも、かわいくも、おしゃれにもなります。技法の世界でもあり、素材と色を楽しむ世界でもある。それが編み物の奥深さです。

編み物が初心者に人気の理由

編み物は上級者の趣味に見えるかもしれませんが、実際には初心者に向いている要素がかなり多いです。ここでは、なぜ編み物が「初めての手芸」として選ばれやすいのかを整理します。

少ない道具で始めやすい

編み物は、最初に必要な道具が比較的少ないです。特に小物から始める場合は、毛糸、針、とじ針、はさみがあればかなり進められます。必要な材料が明快なので、「何をそろえればいいかわからない」という不安を減らしやすいです。

小さな作品から始められる

最初から大きな作品に挑戦しなくてもよいのは、初心者にとってとても大きなメリットです。コースター、シュシュ、リボン、花モチーフなどなら、短時間で完成しやすく、やり直しの負担も少ないです。

上達を実感しやすい

編み物は、1作目から完璧に仕上がることは少ないです。でも、そのぶん2作目、3作目で成長を感じやすいです。「前より編み目がそろってきた」「糸の扱いに慣れてきた」「段数を間違えにくくなった」といった変化が、目に見える形で残ります。

作る時間そのものが楽しい

編み物は、完成だけでなく途中の時間も楽しい趣味です。静かに手を動かすことで気持ちが落ち着く、ちょっとした達成感がある、自分のペースで進められる。忙しい日常の中で、そういう時間を持てることに魅力を感じる方も少なくありません。

季節や気分に合わせて楽しみ方を変えられる

冬はマフラーや帽子、春夏はコットン糸のコースターやバッグ、通年で花モチーフや小物作り。季節に合わせて作品を選べるので、飽きにくいのも編み物のよいところです。

こんな方には特に向いています

「忙しいけれど、少し気持ちが整う趣味がほしい」という方にも、編み物は相性がよいです。

1回に長時間できなくても進められるので、すき間時間の楽しみとしても取り入れやすいです。

編み物の主な種類

編み物にはいくつか種類がありますが、初心者が最初に知っておきたいのは、かぎ針編み、棒針編み、アフガン編みの3つです。ここで大切なのは、「どれが上級者向けか」ではなく、「自分が何を作りたいか」「どんな作業感が好きか」で考えることです。

かぎ針編み

かぎ針編みは、先端にフックのついた一本の針を使って編み進める方法です。初心者が最初に取り組みやすい編み方として人気があります。

かぎ針編みの特徴

  • 一本の針で進める
  • 一度に管理する目が比較的少ない
  • 途中で止めても目がほどけにくい
  • 小物やモチーフ作品と相性がよい
  • 形を作りやすく、立体表現もしやすい

かぎ針編みが向いている人

  • コースターやシュシュなどの小物を作りたい人
  • 花モチーフやバッグなど、見た目がかわいい作品を作りたい人
  • まずは小さく完成させる経験をしたい人
  • 「持ち歩いて少しずつ編む」ような楽しみ方をしたい人

かぎ針編みの代表的な作品

  • コースター
  • シュシュ
  • リボン
  • 花モチーフ
  • 巾着
  • ポーチ
  • ミニバッグ
  • あみぐるみ

初心者が覚えやすい基本

最初に全部覚える必要はありません。まずは次の3つを押さえるだけでも十分です。

  • くさり編み
  • 細編み
  • 糸始末

公式の基礎動画としては、クロバーの かぎ針編みの基礎01 くさり編みかぎ針編みの基礎08 糸始末 が初心者に見やすいです。特に「何から見ればいいかわからない」という方は、まずこの2本から始めると全体像をつかみやすいです。

かぎ針編みは「止めやすさ」も魅力です

途中で手を止めても目が大きく崩れにくいので、初心者の方でも落ち着いて進めやすいです。

少しずつ進めたい方や、まずは小物から完成体験を作りたい方には特に向いています。

棒針編み

棒針編みは、二本の棒針を使って目を移しながら編み進める方法です。いわゆる「ニットらしい」ふんわりした風合いや、やわらかな編み地を楽しみやすいのが特徴です。

棒針編みの特徴

  • 二本の針で編み進める
  • 複数の目を針にかけたまま進める
  • 表編みと裏編みを軸に作品を作る
  • マフラーや帽子などの定番ニット作品と相性がよい
  • 模様編みの世界が広い

棒針編みが向いている人

  • マフラーやニット帽を作りたい人
  • ふんわりしたニットらしい質感が好きな人
  • 同じ動きを繰り返しながらじっくり進めたい人
  • 将来的にウエアを作ってみたい人

棒針編みの代表的な作品

  • マフラー
  • ニット帽
  • ネックウォーマー
  • ベスト
  • セーター
  • ブランケット

初心者が覚えたい基本

  • 作り目
  • 表編み
  • 裏編み

棒針編みの基礎は、クロバーの 棒針編みの基礎-2/基本の編み方棒針編みの基礎-3/編んでみましょう が参考になります。マフラーのような定番作品へつなげやすい内容です。

棒針編みは「マフラーを作りたい」が入口でOKです

最初からむずかしい模様編みを考えなくても、まっすぐ編む作品から十分楽しめます。

「ニットらしい雰囲気が好き」という気持ちがはっきりしている方には、棒針編みの満足度はかなり高いです。

アフガン編み

アフガン編みは、かぎ針に似た専用針を使い、目を拾ってから戻るように編む方法です。見た目の印象としては、かぎ針編みと棒針編みの中間のように感じる方も多いです。

アフガン編みの特徴

  • 専用針を使う
  • 目を多く拾って戻る工程がある
  • しっかりした編み地になりやすい
  • 独特の模様感が出しやすい

アフガン編みは初心者向き?

完全な入門としては、かぎ針編みや棒針編みのほうが始めやすいことが多いです。ただし、「アフガン編みの雰囲気が好き」「少ししっかりした編み地が好き」という方は、最初から興味を持つのも悪くありません。少し慣れてから挑戦すると理解しやすいです。

かぎ針編みと棒針編み、どちらから始めるべき?

これは本当によくある質問です。結論だけ先にいうと、次の考え方がもっともわかりやすいです。

  • 小物から始めたいなら、かぎ針編み
  • マフラーを編みたいなら、棒針編み
  • 迷ったら、かぎ針編みから始める

かぎ針編みを選ぶと失敗しにくいケース

  • コースターや花モチーフを作りたい
  • バッグやポーチに興味がある
  • まずは小さな完成品を早く作りたい
  • 手を止めたときに、ほどけにくいほうが安心

棒針編みを選ぶと満足度が高いケース

  • マフラーやニット帽を作りたい
  • ふんわりしたニットの雰囲気が好き
  • 同じリズムでじっくり進める作業が好き

迷って決められない場合はどうする?

「どっちも気になる」という場合は、最初に作りたい作品の写真を思い浮かべてみるのがおすすめです。

  • おしゃれな小物や花、ミニバッグならかぎ針編み
  • マフラーや帽子、ウエアなら棒針編み

それでも迷うなら、かぎ針編みから始めるほうが、多くの初心者にとっては入りやすいです。理由は、目の管理がシンプルで、小物へつなげやすいからです。

迷ったときのシンプルな決め方

最初に作りたい作品が「小物」ならかぎ針編み、「マフラー」なら棒針編みで考えるとブレにくいです。

技法の優劣で選ぶより、「自分が完成させたいもの」に合わせて選ぶほうが、満足度も継続率も高くなります。

編み物で作れるもの

編み物と聞くと、冬のマフラーやセーターを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも実際には、もっと幅広い作品が作れます。ここでは、初心者の方がイメージしやすいようにジャンルごとに整理します。

小物

初心者の最初の入り口としてもっともおすすめしやすいジャンルです。理由は、次の通りです。

  • 小さいので完成が早い
  • 糸量が少なくて済む
  • やり直しの負担が少ない
  • 練習しながら実用品を作れる

代表例は次の通りです。

  • コースター
  • シュシュ
  • リボン
  • キーホルダー
  • 巾着
  • ポーチ

バッグ

編み物バッグは人気が高く、SNSでもよく見かけます。かぎ針編みで形を作りやすく、糸や色の選び方で印象が大きく変わるのが魅力です。最初の1作目としては少し大きいですが、小物の次のステップとしてはかなり楽しいジャンルです。

帽子やマフラー

「編み物らしい作品」を作りたい方に人気です。特に棒針編みのマフラーは、初心者向けの定番として長く愛されています。帽子は少しサイズ感の考え方が必要ですが、そのぶん完成したときの満足感も高いです。

花やインテリア作品

花モチーフや花束、ガーランド、小さなバスケット、マットなども人気があります。見た目が華やかで、贈り物にもしやすいです。編み物のかわいさや季節感を楽しみたい方に向いています。

ウエア

ベスト、カーディガン、セーターなどは憧れのジャンルですが、最初から挑戦すると工程数が多く感じることが多いです。基礎を身につけてから進むと、ぐっと取り組みやすくなります。

最初は「使える小物」がいちばん続きやすいです

完成後にすぐ使える作品は、達成感が残りやすく、次の1作にもつながりやすいです。

コースター、シュシュ、巾着などは、練習と実用のバランスがよく、初心者の方にとても向いています。

初心者におすすめの作品は何か

「編み物で何が作れるか」はわかったけれど、最初の1作目を何にすればよいのかがいちばん悩みどころだと思います。ここでは、初心者の方におすすめしやすい順で整理します。

1. コースター

最初の1作目としてもっとも無難です。小さく、完成しやすく、使いやすく、練習にもなります。四角でも丸でも楽しめます。

クロバーの はじめてのかぎ針編み シンプルコースター は、初心者向けの参考レシピとして見やすいです。並太毛糸、かぎ針5/0号や6/0号、出来上がりサイズ約10cm角という情報も確認できます。

さらに少しずつステップアップしたい場合は、同じクロバーの 縞模様シンプルコースター模様編みのコースターサークルコースター のように、難易度を上げながら楽しめる流れもあります。

2. シュシュ

短時間で仕上がりやすく、完成したときの見た目がかわいいので、初心者の満足感が高い作品です。多少編み目がそろわなくても雰囲気が出やすいのも魅力です。

3. リボン

工程がシンプルで、短時間で完成しやすいです。ヘアアクセ、ラッピング、バッグ飾りなどにも使えるので、「まず何か作ってみたい」という気持ちに応えてくれます。

4. 小さなポーチや巾着

少しだけステップアップしたい方に向いています。形になる楽しさがあり、実用性も高いです。最初の1作目というより、2作目や3作目としておすすめしやすいです。

5. マフラー

棒針編みから入りたい方にはとても向いています。長さはありますが、同じ動きを繰り返して慣れやすいです。「マフラーを編みたい」が明確なら、最初から候補に入れて問題ありません。

最初の1作目は「少し物足りない」くらいで大丈夫です

やさしめの作品を選ぶほうが、最後までたどり着ける確率はぐっと上がります。

最初から難しい作品に挑戦するより、「ちゃんと完成した」という経験をひとつ作るほうが、次につながりやすいです。

編み物を始めるのに必要な道具

編み物を始めるときに、道具の多さで不安になる方もいます。ですが実際には、最初に必要なのはごく基本的なものです。

最低限そろえたいもの

  • 毛糸
  • かぎ針、または棒針
  • とじ針
  • はさみ
  • 段数マーカー

毛糸

初心者におすすめなのは、並太から極太くらいの、明るい色で、編み目が見やすい糸です。ふわふわした毛足の長い糸や、真っ黒な糸は、見た目は魅力的でも最初はかなり編みにくく感じます。

初心者に向く糸の条件

  • 明るい色
  • 毛足が長すぎない
  • 並太から極太
  • ラベルに推奨号数が書いてある

最初は避けたほうがよい糸

  • 黒、濃紺、深い茶色など見づらい色
  • モヘアのようなふわふわ糸
  • 極端に細い糸
  • ラメや変わり糸が強い糸

かぎ針、または棒針

作りたい作品に合うものをひとつだけ買えば十分です。最初から号数違いを何本も買う必要はありません。

かぎ針を選ぶとき

  • 最初は5/0号や6/0号前後が扱いやすいことが多い
  • グリップつきは疲れにくい
  • 糸ラベルの対応号数を見ると失敗しにくい

棒針を選ぶとき

  • 作りたい作品に指定された号数を優先する
  • まずはストレート針で十分なことが多い
  • 太めの糸と合わせると見やすい

とじ針

最後の糸始末に使います。編み終わったあとの仕上げで必ず出番があるので、最初から準備しておきたい道具です。

はさみ

糸を切るために使います。専用品でなくても始められますが、糸を切りやすいものがひとつあると快適です。

段数マーカー

絶対に必要ではないものの、初心者の方にこそおすすめしたい道具です。どこが段の始まりか、どこで増し目をしたかを見失いにくくなります。

最初の道具はこの組み合わせで十分です

「毛糸1玉から数玉」「針1本または1組」「とじ針」「はさみ」があれば、最初の作品づくりは始められます。

段数マーカーがあるとさらに安心ですが、最初から完璧でなくても問題ありません。

あると便利な道具

編み物を続けると、「これがあると楽だな」と感じる道具も出てきます。

  • メジャー
  • 段数カウンター
  • 糸をまとめるポーチ
  • 作品ごとのメモ帳
  • 編み図をはさむクリップ

最初から全部そろえる必要はありませんが、必要性を感じた時点でひとつずつ足すと快適になります。

予算を抑えて始めたいときの考え方

「続くかわからないから、まずは気軽に始めたい」という方はとても多いです。その場合は、最初からセットをそろえすぎないほうが失敗しにくいです。

最初の買い物で失敗しにくい考え方

「作品を1つ決めて、その分だけ買う」と考えると、無駄な買い物がかなり減ります。

毛糸を何玉も先に買い込むより、最初の1作品分だけで始めるほうが、途中で方向修正しやすく、気軽に試せます。

おすすめの考え方

  1. 作りたい作品をひとつ決める
  2. その作品分の糸と針だけ買う
  3. とじ針とはさみを用意する
  4. 必要になったものだけ買い足す

これなら、買いすぎを防ぎながら始められます。100均の道具や毛糸から試してみる方法もあります。

毛糸選びで迷ったら、まず何を見るべき?

毛糸選びは楽しい反面、初心者にはかなり迷いやすいところです。かわいい糸ほど編みにくいこともあるので、最初は次の順で見るのがおすすめです。

1. 色

まずは見やすい色が第一です。白、ベージュ、淡いグレー、明るいブルー、くすみピンクなどは比較的見やすいです。

2. 太さ

細い糸は繊細ですが、初心者には難易度が上がります。最初は並太から極太くらいが扱いやすいです。

3. 素材

アクリル、ウール、コットンなどがあります。最初は、扱いやすくて編み目が見やすいものを優先しましょう。

4. 用途

バッグに使う糸と、マフラーに使う糸は向いている特徴が違います。何を作るかによって、合う糸も変わります。

かわいい糸ほど、最初は少し難しいことがあります

毛足の長い糸や濃い色の糸は、見た目は素敵でも、編み目を追いにくいことがあります。

最初のうちは「編みやすさ優先」で選んでおくと、練習がぐっとスムーズになります。

糸の素材ごとの特徴

アクリル

比較的手に取りやすく、色数も多いです。練習用や小物作りにも向いています。

ウール

やわらかく、冬物との相性が良いです。マフラーや帽子の雰囲気を出しやすいです。

コットン

春夏向きで、コースターやバッグ、小物に使いやすいです。食卓まわりの作品とも相性がよいです。

麻やジュート系

しっかりした質感があり、バッグやインテリア小物向きです。最初は少しかために感じることがあります。

針の号数はどう考える?

初心者が悩みやすいのが「何号を選べばいいの?」という問題です。ここで大切なのは、自分で決め打ちしないことです。

最初は次の順で考えるとわかりやすいです。

  1. レシピを見る
  2. 糸ラベルを見る
  3. 推奨された号数に合わせる

糸のラベルに書いてある対応号数は、かなり参考になります。最初から自己流で変えるより、まずは推奨どおりで試すほうが失敗しにくいです。

編み物初心者の始め方

ここからは、実際に始める流れをかなり具体的に見ていきます。編み物は「道具をそろえてから考える」より、「何を作るかを先に決める」ほうがスムーズです。

1. まずは作りたいものを1つ決める

最初の作品候補としておすすめなのは、次のいずれかです。

  • コースター
  • シュシュ
  • リボン
  • 小さなポーチ
  • マフラー

ここで重要なのは、「かわいさ」だけでなく「完成しやすさ」で選ぶことです。

2. 作品に合う糸と針をそろえる

作品が決まれば、必要な糸と針はかなり絞れます。最初は「この作品1つ分だけ」で考えると、無駄が出にくいです。

3. 基本の編み方を1つ覚える

最初からたくさん覚えようとしなくて大丈夫です。

  • かぎ針編みなら、くさり編みと細編み
  • 棒針編みなら、作り目と表編み

このくらいからで十分です。

4. 小さな完成品を1つ作る

最初の目標は「きれいに作ること」より「最後まで完成させること」です。少し歪んでいても問題ありません。作品として形になることが、次のモチベーションになります。

5. 途中経過を記録する

ここまで編んだ、何号の針を使った、どこで迷った、どの糸が扱いやすかった。こうした記録は、後から本当に役立ちます。

最初の目標は「完成」だけで十分です

編み目のきれいさは、作りながら少しずつ整っていきます。

まずは1作品を最後まで作ってみることを優先すると、次の作品に進む自信がぐっとつきやすくなります。

初心者がつまずきやすいポイント

編み物はやさしい趣味に見えても、最初は小さなつまずきが重なりやすいです。ここを事前に知っておくだけで、途中で止まりにくくなります。

編み目が見えない

原因として多いのは、糸が見づらい、光が足りない、まだ目の形に慣れていない、の3つです。最初は明るい色の糸を使い、昼間や手元が見やすい場所で編むとかなり変わります。

力が入りすぎてしまう

「ちゃんと編まないと」と思うほど、糸を強く引いてしまいやすいです。針が入りにくい、進みにくいと感じたら、力が入りすぎているかもしれません。

目数が合わない

知らないうちに1目増えたり減ったりするのは、初心者あるあるです。数段ごとに目数を確認するだけで、大きな崩れを防ぎやすくなります。

どこまで編んだかわからなくなる

編み物は、途中で中断すると再開時に迷いやすいです。ここで段数メモやマーカーが役立ちます。

難しい作品から始めてしまう

見た目のかわいさだけで選ぶと、最初は大変なことがあります。憧れの作品は少し先の楽しみに置いて、まずは完成しやすいものから始めると続きやすいです。

編み物は「ほどける」から大丈夫です

うまくいかなかったところを戻してやり直せるのは、編み物のやさしいところでもあります。

失敗してしまっても終わりではなく、そこから整え直せるので、気負いすぎなくて大丈夫です。

挫折しにくい人の共通点

編み物を長く楽しめる人には、いくつか共通点があります。

  • 最初の作品を欲張りすぎない
  • 進み具合を記録している
  • できないところをすぐ調べる
  • 比較しすぎず、自分のペースで進める
  • ひとつ完成させる喜びを大切にしている

編み物は、誰かと競う趣味ではありません。昨日の自分より少しできることが増えたら、それだけで十分です。

気持ちが楽になる考え方

1作目は「きれいに編む」より「最後まで完成させる」を目標にすると続けやすいです。

少しくらい歪んでも、それは練習の記録です。2作目、3作目で変化が見えるのも、編み物の楽しさのひとつです。

レシピや作り方はどう探す?

初心者の方が意外と迷うのが、レシピの探し方です。検索すれば大量に出てきますが、何を基準に選べばいいかわからないことも多いです。

まずは作品名を小さなものに絞る

最初の検索ワードとしておすすめなのは、次のような組み合わせです。

  • 編み物 コースター 初心者
  • かぎ針編み シュシュ 簡単
  • 棒針編み マフラー 初心者
  • 編み物 花モチーフ 簡単

初心者向けレシピの見分け方

次の要素がそろっていると、初心者でも読みやすいです。

  • 使用する糸と針の情報がある
  • 完成サイズが書かれている
  • 写真や図がある
  • 編み方の基本リンクがある
  • 難易度が想像しやすい

いきなり難しい作品へ行かない

バッグや帽子が気になる場合でも、まずはコースターやシュシュなどの小物で手を慣らしてから進むとスムーズです。

参考になる外部リンク

ここでは、初心者の方が見ながら始めやすいリンクを、2026年3月13日時点で確認できた範囲でまとめます。メーカー公式の基礎ページやレシピを中心にしています。

かぎ針編みの基礎

棒針編みの基礎

初心者向けの作品レシピ

基礎動画の見方を広げたいとき

画像やレシピページを見るときのポイント

初心者の方がレシピページを見るときは、作品写真のかわいさだけで選ばないことが大切です。次の点を見ると、作りやすさを判断しやすくなります。

  • 用具に何が必要か
  • 材料は何玉必要か
  • 出来上がりサイズはどれくらいか
  • PDFレシピがあるか
  • 基礎ページへの案内があるか

たとえばクロバーの初心者向けレシピは、道具、材料、サイズ、PDFの有無が比較的わかりやすく整理されているので、最初の参考として使いやすいです。

YouTubeや動画で学ぶときのコツ

動画学習は初心者の方にとってかなり助けになりますが、見方を間違えると逆に混乱しやすいです。

よい見方

  1. 最初に最後まで1回見る
  2. わからない部分だけ止めながら真似する
  3. できないところを何度か戻る
  4. 同じ先生や同じ系列の動画をしばらく使う

迷いやすい見方

  • 1本うまくいかないたびに別の動画へ移る
  • 持ち方の違いだけで混乱する
  • 最初から難しい作品動画を見る

最初は「くさり編み」「細編み」「糸始末」など、基本動作に絞って見るのがいちばん効果的です。

動画は「同じ先生」でしばらく続けると楽です

先生ごとに持ち方や説明の順番が少しずつ違うので、最初から見比べすぎると混乱しやすくなります。

まずは1人の教え方に慣れてから、必要に応じて別の動画を足していくと理解しやすいです。

編み図が読めなくても始められる?

始められます。これは初心者の方に伝えたい大事なポイントです。

最初から編み図をすべて理解する必要はありません。最初は次のどれかひとつを使えれば十分です。

  • 写真つきレシピ
  • 文章レシピ
  • 動画

編み図は慣れると便利ですが、最初は「編み図が読めないから始められない」と思わなくて大丈夫です。実際には、作品を作るうちに少しずつ見方がわかってくることが多いです。

編み図はあとからでも十分間に合います

最初のうちは、写真や動画で手を動かしながら覚える進め方でもまったく問題ありません。

「読めないから始められない」ではなく、「作りながら少しずつ慣れていく」で大丈夫です。

編み物が楽しくなる瞬間

ここは少し感覚的な話ですが、編み物を続けていると「この趣味、いいな」と感じる瞬間がいくつもあります。

たとえば、最初はぐらぐらしていた編み目が、段を重ねるうちに整ってくるとき。糸玉だったものが、気づけばコースターの形になっているとき。好きな色の糸を並べて、次はどの作品を作ろうかなと考えるとき。完成した作品をテーブルに置いたり、髪につけたり、誰かに見せたりするとき。

編み物は派手な趣味ではないかもしれません。でも、じわじわとうれしさが積み重なる趣味です。自分の手の中で、やわらかい糸が形になっていく。その小さな変化が、思っている以上に楽しいのです。

季節ごとの楽しみ方

春夏

春夏は、コットン糸や軽い素材の糸で、小物やバッグを作りやすい季節です。

  • コースター
  • サークルモチーフ
  • 小さな巾着
  • かご風バッグ
  • インテリア小物

秋冬

秋冬は、やっぱり毛糸の季節です。見た目にも編み物らしさが出やすく、マフラーや帽子づくりが楽しくなります。

  • マフラー
  • ニット帽
  • ネックウォーマー
  • ベスト
  • あたたかい小物

続けやすくするための習慣

作品をひとつに絞りすぎない

一方で、最初は多く作りすぎるのも大変です。おすすめは「今編いているもの1つ」と「次に作りたいもの候補を1〜2つ」くらいの距離感です。

1日5分でも手を動かす

毎日長時間編む必要はありません。5分でも手を動かすと、感覚を忘れにくくなります。

メモを残す

作品名、糸、針号数、何段まで編んだか、どこで迷ったか。こうした情報は小さなメモでも十分役立ちます。

完成写真を残す

最初は気恥ずかしくても、作品写真を残しておくと上達が見えやすいです。後から見返すと、最初のぎこちなささえ愛おしく感じることがあります。

続けるコツは「短くても触れること」です

まとまった時間が取れない日でも、少しだけ手を動かすと感覚がつながりやすくなります。

毎日完璧に続ける必要はないので、無理のないペースで楽しんでみてください。

よくある質問

Q
編み物は不器用でもできますか?
A

できます。むしろ、最初はうまくできなくて当たり前です。不器用さより、作品の難易度が合っているかのほうが重要です。

Q
編み物は独学でも大丈夫ですか?
A

はい、大丈夫です。記事、本、動画のどれかひとつを主軸にして、情報を広げすぎないようにすると進めやすいです。

Q
どれくらいで上達しますか?
A

個人差はありますが、数作品作るだけでもかなり変わります。最初の1作目より、2作目、3作目で手がなじんでくる方が多いです。

Q
最初から高い道具を買ったほうがいいですか?
A

必ずしも必要ではありません。最初は作品に合う道具をひとつだけ用意して試すほうが失敗しにくいです。

Q
かぎ針編みと棒針編みを同時に始めてもいいですか?
A

可能ですが、最初は片方に絞るほうが混乱しにくいです。1作品完成させてから広げるのがおすすめです。

Q
編み図が読めなくても大丈夫ですか?
A

大丈夫です。最初は写真つきレシピや動画で十分始められます。

Q
途中で放置してしまいそうで不安です
A

その不安はとても自然です。だからこそ、小さい作品から始めて、どこまで進んだかを記録する方法が向いています。

まとめ

編み物とは、糸と針を使って目を重ねながら形を作っていく手芸です。かぎ針編み、棒針編み、アフガン編みなどの種類があり、作りたい作品に合わせて選ぶことで、初心者の方でも無理なく始められます。

最初は、コースターやシュシュのような小さな作品をひとつ完成させることを目標にするのがおすすめです。見やすい糸を選び、作品に合う針を用意し、基本の編み方をひとつ覚えて、少しずつ慣れていけば大丈夫です。

編み物は、完成品のかわいさだけでなく、作っている時間そのものが楽しい趣味です。一本の糸が少しずつ形になっていく、その静かなワクワク感を、ぜひ一度味わってみてください。

今日の小さな一歩で十分です

道具を見てみる、レシピを1つ保存する、毛糸を1玉選んでみる。

そのくらいのやさしいスタートでも、編み物の入り口としては十分です。気負わず、自分のペースで始めてみてください。

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