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初心者向け編み物本の選び方|基礎本2冊の違いと購入前の確認点

編み物初心者が最初の本を選ぶために、かぎ針・棒針の基礎本2冊を出版社の目次で比較。試し読みで見る箇所、作品本の材料確認、買った後に1作品を完成させる読み方を解説します。

毛糸の色をボードで示すハリネズミのイラスト
目次

編み物の本を初めて選ぶなら、まず「かぎ針編みか、棒針編みか」を決め、作り始めから糸始末まで説明がつながる本を探しましょう。作りたい作品が載っていても、必要な編み方を調べられなければ途中で止まってしまいます。

ここでは出版社の目次を確認できる基礎本を例に、購入前に見る箇所と、手に入れた本で最初の作品を完成させる読み方を紹介します。掲載作品を実際に編んだ評価や、売上ランキングではありません。

最初に、針と本の種類を合わせる

今の状態探す本確認する項目
針を持つところから始めたい編みたい技法の基礎本糸の持ち方、作り目、基本の目、編み終わり
基本の目は編めるが、編み図で止まる記号や編み図の説明が充実した本読む方向、増減、繰り返し、省略された部分の説明
作りたいバッグや帽子が決まっているその作品が載った作品本指定糸、使用量、寸法、ゲージ、仕立て方
模様や形を組み合わせたい模様集・モチーフ集模様の単位、つなぎ方、縁の処理

かぎ針編みは先にフックのある針、棒針編みは棒状の針を使います。同じ「マフラー」「バッグ」という作品名でも使う針は異なるため、表紙だけで決めず材料・用具欄を見てください。違いから知りたい方は編み物初心者の始め方を先に読むと選びやすくなります。

アフガン編みも扱う総合ガイドや、複数の技法を収録した本もあります。いろいろ知りたい人には候補になりますが、一冊のうち自分が使う技法の説明が何ページあり、最初の作品まで進めるかを見ましょう。

作りたい物から、作品集と専門書を絞る

気になる作家の配色や形から選ぶ楽しさもあります。ただし、好きな作例が一つ見つかったら、次はその作品に必要な技法・仕立て・材料を確認します。作家名や人気順位だけでは、自分が今編める内容かはわかりません。

本で取り組みたいこと内容紹介や目次で確かめる点
バッグ、巾着、ポーチ、ナップサック底・持ち手・ひも通し・内布などの仕上げまであるか
セーター、ベスト、トップダウンの衣類掲載サイズ、ゲージ、増減、袖や身頃の構造、サイズ調整を扱うか
靴下、ルームシューズかかと・つま先・輪編み、履く人の寸法に合わせる説明があるか
あみぐるみ、動物、キャラクターパーツ数、詰め物、顔の配置、とじ方、指定の道具を確認できるか
ニッタオル、たわし、インテリア小物糸の指定、用途、手入れ、必要な枚数や仕立てがわかるか
花、レース、モチーフ、ブランケット一枚の作り方に加え、寸法のそろえ方、配置、つなぎと縁の処理があるか
アラン、編み込み、立体模様など技法の説明と模様の繰り返し、表裏、増減時の扱いを調べられるか
製図・サイズ調整、仕上げ、英文パターン読む前に必要な知識と、自分が困っている工程を扱う章があるか

春夏・秋冬という区分は、素材や作品の季節感を探す入口です。細い糸、変わり糸、複雑な模様は季節を問わず必要な練習が変わります。「短時間で編める」などの書名も、自分の完成時間を保証するものではありません。

方眼編みを中心にする本でも、異なる編み地や布などを組み合わせる作品では接合や仕立てが加わります。基本の記号が少ないことと、完成までの工程が少ないことを分けて見てください。表紙で気になった模様から、本の中で必要な追加技法を追うと選びやすくなります。

まんがやエッセイを交えた本は、始める流れや作者の考えを知る候補になります。工程を見ながら編みたい場合は、読み物のページとは別に、必要な編み図や手順がどこまで載っているかを確認します。作品集と技法辞典は役割が違うので、二冊目を選ぶときにもこの区別が役立ちます。

贈る相手に合わせて本を選ぶ場合

使っている針、経験、作りたい物を聞き、すでに持っている本と重ならないか確認します。子どもや未経験の人には、文字・図の大きさと説明の順番も大切です。作品を編んで贈るために本を探す場合は、相手のサイズ、使い方、手入れに合う材料まで確かめましょう。

出版社の目次で比較できる基礎本2冊

かぎ針編みを始める場合

成美堂出版『いちばんわかりやすい かぎ針編みの基礎BOOK』(かんのなおみ監修、ISBN 9784415313696)は、糸と針の持ち方、鎖編み・細編み・長編みから始まり、輪の作り目やモチーフのつなぎ方へ進む構成です。目次には方眼編みのコースター、細編みバッグなどの作品もあります。出版社の商品情報・目次

小物を編みながら基本を調べたい人の候補になります。試し読みや店頭では、特に「細編み」のページを開き、針を入れる場所と、編んだ後に針へ残る輪が自分に見分けられるかを確認しましょう。モチーフを作りたいなら、完成写真だけでなくつなぎ方の説明も見ます。

棒針編みを始める場合

同社『いちばんわかりやすい 棒針編みの基礎BOOK』(かんのなおみ監修、ISBN 9784415313689)は、1目・1段や編み図の見方、作り目、メリヤス編み・ガーター編みを扱います。出版社は写真とイラストによる説明、別冊の編み地模様集を案内しています。出版社の商品情報・目次

こちらは棒針の基本と模様を同じ本で調べたい人の候補です。中古本を選ぶ場合は別冊の有無も確認します。「表目の編み方」から「伏せ止め」まで行き来して、編み始めだけでなく終わらせ方を探せるか試してください。

この2冊は使う針が異なるので、両方をそろえる必要はありません。購入前には書店や出版社で取り扱い状況を確認してください。

ほかの本を探すときも、出版社の情報へ戻る

日本ヴォーグ社の編み物書籍一覧やブティック社の編み物一覧では、基礎・衣類・小物などから候補を探せます。Keitoの書籍一覧のような糸店の紹介や書店・通販の一覧で知った本も、正式な書名、出版社、ISBNを照合すると別の版との混同を避けられます。

通販では新品・中古・電子版・バーゲン本が同じ検索結果に並ぶことがあります。送料や購入条件、別冊の欠品を含めて確認してください。ランキングや高評価は候補探しに使い、自分に必要な工程の説明があるかは目次と試し読みで判断します。発売前の本は紹介動画が公開されていても発売済みとは限らないので、出版社の発売日と予約表示を確認します。

試し読みでは1つの作品を最初から最後まで追う

「写真が多い」「初心者向け」の表示だけで判断せず、編みたい作品を1つ選んで次の順に見ます。

  1. 材料がそろうか。 糸の品名だけでなく、太さ、素材、1玉の長さ、必要量まで確認します。指定糸が入手できないときは、同じグラム数の別糸に置き換えるだけでは足りないことがあります。
  2. 最初の目を作れるか。 作り目の説明が別ページにあるなら、その参照先まで実際に開きます。
  3. 初めて見る記号を調べられるか。 記号の図と手の動きの説明が対応しているかを見ます。
  4. 形になる工程があるか。 ポーチなら脇と底、帽子なら頭頂部、モチーフならつなぎ目の処理まで追います。
  5. 編み終わりを処理できるか。 伏せ止め、とじ・はぎ、糸始末など、作品に必要な仕上げが説明されているかを確認します。

通販で目次しか見られない場合、細かな写真の見やすさまでは判断できません。出版社の試し読み、書店、図書館などで確認できる範囲を増やし、それでも不明な点は購入前に切り分けておきましょう。編み図の読み方と編み目記号の見方も予習に使えます。

紙の本・電子書籍・雑誌は、編む場所に合わせる

紙の本なら、開いたまま置けるか、編み図の線が見分けられるかを確認します。別冊の図がある本は、説明と図を同時に見られる一方、保管するものが増えます。持ち歩く人は、必要な資料が一冊でそろうかも判断材料になります。

電子書籍は、普段使う端末で試し読みを開きます。図を拡大したときの見やすさ、目次からの移動、凡例へ戻る操作、端末に保存して読める条件を確認してください。紙版と電子版で、付録や動画の利用条件が同じとは限りません。

雑誌や季節の作品集は、今編みたいデザインを探す入口になります。初めての操作が多ければ、作品のページから参照する基礎説明が同じ号にあるかを確認します。作品を眺める楽しみと、手順を調べる使いやすさの両方で選びましょう。

糸付きの分冊教材は、全体の期間と付属範囲を見る

少しずつ材料と説明が届く分冊教材は、一冊で手順が完結する本と学び方が異なります。一つの作品を何号かに分けて進めるのか、毎号別の小物を作るのかを確認し、必要な号数・保管場所・取り組む時間を見積もります。

例としてデアゴスティーニ「色とモチーフを楽しむかぎ針編み」は、2026年9月10日の公式案内で全100号の完結予定を示しています。マルチカバーなどの材料を使って進める内容に加え、「好きな糸で編むくらし小物」はレシピのみでキットが付かないと説明されています。掲載されている作品すべての材料が入る、と解釈しないことが大切です。

同じ模様を配色で変える内容と、異なるモチーフを組み合わせる内容では、繰り返し練習する部分が違います。作品写真の好みに加え、練習する技法、つなぎ方、クッションの中材など別に用意する物を確認します。余り糸の活用例も、必要な糸が手元に残るかを確かめて選びましょう。

費用は創刊号の価格だけで判断せず、通常号、全体の号数、送料、任意の追加商品を分けて考えます。バックナンバーの入手、途中でやめる場合の条件、動画の視聴方法も確認してください。このシリーズには編み目記号図の訂正案内もあるため、購入後も公式のお知らせを見てから該当部分へ進みます。

二冊目は、最初の一冊で困ったところから選ぶ

作り目や糸の持ち方で止まるなら写真の多い基礎本、完成できたので別の形を作りたいなら作品集、同じ形に違う模様を入れたいなら模様集が候補です。衣類へ進む場合は、採寸、ゲージ、サイズの選び方、袖や身頃の仕立てが説明されているかも見ます。

海外の本は、記号だけでなく文章で工程を指示するものもあります。英語の用語と略語を参照し、かぎ針では米国式・英国式の区別を含めて、必要な説明を読めるか試し読みで確かめます。

版・訂正情報・指定材料も控える

同じ本を使って質問するときは、正式な書名、版や発行年、ページ番号がわかるようにします。出版社に訂正情報が出ていれば、該当ページを確認してから編みます。古い本の糸が手に入らない場合は、色名や玉数だけで代わりを選ばず、糸の太さと長さ、編み地のゲージを照合してください。

買った本を使って1作品を完成させる読み方

最初からすべての技法を覚える必要はありません。まず小さな作品を1つ選び、作品ページと必要な基礎ページにしおりを挟みます。次に、知らない操作を短い練習編みで試してから本番へ進みましょう。

本の手順を主に使い、動画は「糸をかける向きが分からない」など、止まった操作の確認に絞ると迷いにくくなります。動画を併用するときは、使う技法や編み方の流儀が同じか確認します。特に棒針のアメリカ式・フランス式は糸を持つ手が異なります。

編み図の数字と自分の進捗は分けて記録します。たとえば本に「模様を8回」とある場合、8段とは限りません。「1模様が何段か」「いま何回目か」を書いておけば、再開時に編み図を読み直す範囲が絞れます。

amimoを使うなら、作品にカウンターを作り、そのメモへ「書名・作品名・ページ・使った糸・次の工程」を残せます。本を閉じる前に最後まで編めた段を数え、次に開くページも記録しておくと再開の助けになります。

よくある疑問

基礎本と作品本は両方必要ですか?

必要な技法が作品本の中で説明されていれば、その1冊で進められます。反対に、編み図中心の作品集で基本操作の説明がない場合は、手持ちの基礎本や公式教材を併用します。冊数よりも、分からない操作を調べられるかで判断しましょう。

古い本でも使えますか?

基本技法は学べますが、指定糸や用具が現在も入手できるかは別に確認が必要です。出版社の訂正情報、付録、掲載サイズも確認します。代替糸では試し編みを行い、本のゲージや寸法と比較してください。

本を買う前に試せますか?

無料編み図の探し方で紹介するメーカー公式レシピを使えば、編み図を見ながら作る流れを試せます。かぎ針編みの基本か棒針編みの基本から、小さな練習を始めてみてください。

amimo編集部より

この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。

公開
2026/03/26
更新
2026/09/10

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編み物バッグのイラスト
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本の作品を編むときは、ページ番号と次の段を一緒にメモしておきましょう。

amimoでは作品ごとにカウンターと編み図をまとめ、カウンターのメモに再開位置や材料を書いておけます。iOS・Android対応。無料ダウンロード、広告・アプリ内購入あり。無料利用には保存件数などの制限があります。