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編み機の種類とできること|あみむめも・LK150・addiを比較
あみむめも、いとぼうちえ、パンチカード式、LK150、addiを公式仕様で比較。針数とピッチ、織り機との違い、手作業、設置や中古購入・修理の確認点を解説します。
目次
家庭で使う編み機には、針が横に並ぶ平編み機、ハンドルを回して筒状や平らな編み地を作る機械、細いコードを作る小型機があります。どれも同じ作品を作れるわけではないので、価格より先に「何を編みたいか」を決めると比べやすくなります。
この記事では、ドレスインの国内向け製品、Silver Reed LK150、addiの現行公開情報を例に、できることと購入前の確認を整理します。仕様の確認日は2026年9月10日です。実機を試した評価ではなく、販売・メーカー公式案内にもとづく比較です。在庫、注文時の価格、サポートは販売店で確認してください。
家庭用編み機は、三つの種類に分けて考える
| 種類・例 | 確認できる仕様 | 考えやすい用途 | 注意したい点 |
|---|---|---|---|
| 平編み機:Silver Reed LK150 | 150針、針間隔6.5mm、手動操作 | 平らな編み地や、衣服の身頃・袖など | 模様の操作、増減目、仕上げなどの手作業を覚える |
| 手回し型:addiExpress Professional | 22針、輪・平編みに対応 | 小さな筒状の編み地や小物 | 作れる幅・太さの範囲と糸の相性を見る |
| 手回し型:addiExpress Kingsize | 46針、輪・平編みに対応 | Professionalより大きな編み地、帽子などの素材となる筒 | 針数だけで希望の完成寸法を保証できない |
| コード用:addiEi(addiEgg) | 6針 | 細いニットコード、装飾やアクセサリー | 衣服の身頃など幅広の編み地用ではない |
LK150の仕様はSilver Sewing Machinesの商品ページ、addiの種類はメーカーの基本案内で確認できます。針数と針間隔は機械の仕様であり、手編みの針号数や「10cm当たり何目」というゲージとは別の値です。
LK150:針の並ぶ台で平らな編み地を作る
LK150は、横に並んだ針の上をキャリッジと呼ぶ部分が移動して編むタイプです。公開仕様にはメリヤス編み、手動設定によるタック・スリップ、手作業によるリブ、別売りキャリッジによるインターシャが挙げられています。
幅のある編み地を作りたい人の比較対象ですが、ボタンを押せば好きな模様のセーターが完成するという機械ではありません。作り目、針の操作、形の調整、とじはぎなど、希望する作品のどこを機械で編み、どこを手で行うかを説明書や講習で確認します。
インターシャ用のAG11キャリッジはLK150専用と案内されています。アクセサリーを追加するときは、同じブランドというだけで選ばず、対応機種と必要な作業を照合してください。
国内向けの平編み機は、針数・ピッチ・模様機能で比べる
ドレスインのニッティング製品一覧には、あみむめも、いとぼうちえ、パンチカード式などが掲載されています。2026年9月10日に各商品ページで確認した仕様は次のとおりです。金額はメーカー直販ページの税込表示で、ほかの販売店の実売価格や送料とは異なります。
| 機種 | 針数・ピッチ | 大きさと重さ | 直販の表示価格 |
|---|---|---|---|
| あみむめも GK-370 | 100針・6.5mm | 全長758mm、2.3kg | 43,780円 |
| いとぼうちえ KI-150 | 150針・6.5mm | 全長1,083mm、2.6kg | 87,780円 |
| パンチカード式 SK280 | 200針・4.5mm | 幅1,110×奥行205×高さ93mm、11.8kg | 162,800円 |
| 太糸用いとぼうちえ9 SK155 | 110針・9mm | 長さ1,160×奥行230×高さ100mm、13.5kg | 184,800円 |
GK-370とKI-150は同じ6.5mmピッチでも針数が異なり、使える最大幅を比較する材料になります。GK-370には使い方DVDの案内もあるため、再生する機器があるかまで確認します。KI-150と前述のLK150は、名前や数値が似ていても、購入先の説明書・付属品・対応部品を型番ごとに照合してください。
SK280の公式案内は中細タイプの糸を特徴に挙げ、SK155は並太から超極太の太糸用としています。SK280の仕様欄にはより広い糸の範囲も書かれているため、太さの名称だけで決めず、使いたい糸の現物やラベルを示して販売元に確認すると確実です。細かい編み地が欲しいときも、針数の多さだけではなくピッチと糸の組み合わせを見ます。
パンチカード、リブ用付属機、部品は対応型番を見る
パンチカード式は、カードを使う選針の仕組みで模様を作る機種です。キャリッジ操作や仕上げまで全自動になる意味ではありません。SK155の公式仕様は12選針なので、別機種の紹介に出てくる「24目の模様」を、すべてのパンチカード機の共通仕様にはしないようにします。
リブ用の付属機、インターシャ用キャリッジ、目を移す用具、重り、交換針、カードの留め具などは、本体と別に販売される場合があります。針ピッチや接続先の型番、購入セットに含まれる物を確認します。道具が一つ買えることと、自分の機械でその編み方を実行できることは別です。
addiExpress:ハンドルで輪編みや平編みを進める
addiExpress Kingsizeの商品ページは46針で輪編みと平編みができ、使用糸の目安を手編み針4〜8mm用としています。仕上がる編み地の大きさや伸び方は糸によることも明記されています。
小さいProfessionalは22針です。針数が固定された機械で編むため、希望する頭囲や物のサイズに合うかは、使う糸で編み地を作って確認します。表示された糸の範囲に入っていても、すべての糸で同じように編めるとは限りません。
ハンドルを回す前の糸かけ、編み始め、編み終わり、落ちた目の確認は必要です。メーカーのFAQや説明動画で、途中の修正方法も見ておきます。既にカウンターのある機種では、それを使って段を数えられるので、別のアプリを必ず用意する必要はありません。
平編みと輪編みでは、使う針数や操作が違う
addiの基本説明では、輪編みはProfessionalが22針、Kingsizeが46針を使い、通常の平編みはそれぞれ19針・43針を使います。同じ本体でも、表示された総針数をそのまま平編みの目数とは考えないでください。編み方の切り替えと端の操作を、機種の説明書で確認します。
大きな身頃は、機械の最大幅に収まらなければ、複数の編み地をつなぐ設計などを検討します。つなぐ部分にも寸法と仕上げの工程が必要です。「大きい機種ならどのサイズの服でも一枚で編める」と判断せず、完成図と編み地の幅を照合しましょう。
22針・40針・48針の商品名だけでは寸法を決められない
通販には22針、40針、48針などの手回し式も見られますが、別メーカーの機械へaddiの糸条件や針数の使い分けをそのまま当てはめることはできません。商品名に帽子・靴下・手袋と並んでいても、完成サイズや必要な手作業を示した説明書・作例を確認します。
段数カウンター、平編みへの切り替え、固定具、重り、付属の糸や補修道具を比較項目にします。レビュー数やランキングだけで選ばず、型番の分かる説明書、部品の販売、質問への窓口があるかを確認してください。
コード用の小型機は、細いひもを作る道具
6針のaddiEiは、ニットコードや小さな装飾を作るための機械です。バッグのひもや装飾のように細長い形がほしいときの候補になりますが、そのコードが希望する強度や太さになるかは、使う糸で確認します。衣服や帽子を編む機械とは用途を分けて比べます。
子ども向けの編み機やリリアンも、見た目が似ていても、手動で目を掛ける道具か、ハンドルで針を動かす機械かが違います。対象年齢、付属糸、交換部品、作れる形を商品ごとに確認し、写真だけで同じ操作ができると考えないようにします。
検索結果の「編み機」には、織り機や糸巻き器も混ざる
通販の検索一覧では、手織り機、リリアンの枠、花の形を作る道具、パラコードを固定する台、玉巻き器、ミシンなどが同時に出ることがあります。名前に「編み機」が含まれていても、毛糸の編み地を機械の針で作る道具とは限りません。
織り機は張った糸に別の糸を交差させ、リリアン型の枠は突起に掛けた糸の輪を手で動かします。玉巻き器は糸を使いやすく巻き直すための道具です。通販の商品名に「かぎ針編み機」「自動」とあっても、実際はコードだけを作る機器や手回し式の場合があるので、編む操作の動画と完成形を確認します。
小物を試したい場合は、機械式に限らず手動の枠も候補になります。対象年齢だけで選ばず、目を掛け外しする工程、道具を支える操作、大人が手伝う範囲を確認すると選びやすくなります。
手編みと比べて何が変わる?
| 観点 | 手編み | 家庭用編み機 |
|---|---|---|
| 道具と場所 | 糸と針を中心に、作品に応じてそろえる | 本体、固定する机、作業範囲、保管場所を確認する |
| 編み地の作り方 | 手で一目ずつ操作する | キャリッジやハンドルで複数の針を動かす |
| 模様・形 | 教材に沿って技法を組み合わせる | 機種の能力と手動操作、専用付属品の範囲で行う |
| 仕上げ | 糸始末やとじはぎ等が必要 | 編み地を作った後の仕上げも必要 |
| 修正 | 目を戻す、拾うなどを学ぶ | 糸のかけ方、針の状態、落ちた目の処理も学ぶ |
繰り返しの編み地を進めやすい場面はありますが、準備から完成までが必ず短くなるとは限りません。初めての機械なら、操作と修正を覚える時間も含めて考えます。かぎ針編みの花や立体モチーフを、そのままこれらの機械で自動制作できるという意味でもありません。
手編みとの違いを先に知りたい場合は、編み物の種類とかぎ針・棒針の違いと初心者向けの棒針作品も参考にできます。
無地の編み地と手編みの仕上げを組み合わせる
機械編みを使う目的は、複雑な模様を自動化することだけではありません。無地の身頃などを機械で編み、縁や装飾を手で仕上げる設計も考えられます。日常着、小さな袋、細長いパーツなど、基本的な編み地をどう組み合わせるかから始めると、最初の一台で必要な機能を絞れます。
機械と手編みの部分をつなぐときは、見た目が同じ模様でもゲージが一致するとは限らないため、両方の試し編みを比べます。手紡ぎ糸や残糸を使いたい場合も、太さのむら・強度・残量を確認して小さく試します。形に沿って増減すれば裁断しない作り方もできますが、試し編みや糸端などの材料は別に必要です。
最初は作品を急がず、小さな試し編みをする
糸かけから取り外しまでを一度通す
初回は説明書が指定する条件に合う、目を確認しやすい糸で試します。机への固定、糸の通し方、カウンターの開始値、編み始めの操作を確認してからゆっくり動かします。数段ごとに目が正常に掛かっているかを見て、編み終わりの取り外しまで一度通すと、途中で止めるときの手順も分かります。
最初の練習片では、速さより同じ状態で編めることを目標にします。機械の設定を変えたら、前の編み地と混ざらないよう、糸・設定・使用針数を添えて残しましょう。慣れてから、機種向けの簡単な作品へ進みます。
試し編みから目数と段数を見積もる
機械を使ってもゲージの確認は必要です。機械から外した編み地をレシピと糸の表示に従って整え、中央の一定範囲を測ります。たとえば仮に10cmが20目・28段なら、幅30cmは60目、高さ20cmは56段が計算上の目安になります。これは説明用の例で、特定機種の実測値ではありません。
縫い合わせる端、縁の処理、模様の繰り返し、着用時のゆとりは別途考えます。計算で得た目数が機械の能力に収まるかを確かめ、希望寸法に合わせるために糸や設定を変えるなら、改めて試し編みをします。
目落ち・糸の引っ掛かりは、動かす前に原因を確認する
目が落ちたときは、何段目でどの位置から外れたのかを確認し、機種の補修手順へ戻ります。糸が引っ掛かる場合は、糸玉が絡んでいないか、ガイドを正しく通っているか、針に異常がないかを説明書に沿って見ます。抵抗があるまま力を加えて進めないようにします。
掃除や注油も、家庭用の油を自己判断で使うのではなく、メーカー指定の方法と用品を確認します。部品の取り外しが必要なら保証条件やサポート範囲も見て、型番と症状が分かる状態で販売元へ相談します。
買う前に、作品一つ分の作業を確かめる
- 作りたい作品の完成寸法、形、糸を一つ決める。
- その機種で同じ種類の編み地を作れるか、公式作例と説明書で見る。
- 糸の条件、編める幅、必要な付属品と手作業を確認する。
- 本体の設置寸法に加え、操作時の左右や周囲の空間を測る。
- 編み始めから取り外し、仕上げ、失敗時の修正まで説明を通して見る。
- 可能なら販売店や講習で体験し、交換部品とサポートを確認する。
机へ固定する機種なら、天板の形と厚み、クランプを付けられる場所も見ます。収納寸法だけで判断せず、編み地や重り、糸が動く場所を含めて作業できるかを確認します。
操作音と振動、持ち上げて収納する重さも、使う場所で確かめたい点です。説明書の用語で止まった場合は、同じ型番を扱える教室や販売元に、作り目から目の修正まで教えてもらえるかを確認します。手編みの経験だけで操作が分かるとは限らないので、購入先と学ぶ場所を一緒に探す方法があります。
本体価格に、付属品と学ぶ時間を足して比べる
本体、必要なキャリッジや重り、仕上げ道具、送料、交換部品、講習を分けて書き出します。安い中古本体でも、欠品の補充に費用が掛かる場合があります。制作時間も、実際に編む時間だけでなく、設置、試し編み、修正、とじはぎ、片付けまで含めて考えましょう。
パソコンや電動機能に対応する別機種を探す場合は、型番ごとの接続方法、対応ソフト、電源条件を確認します。ここで紹介した手動機の仕様から、電子制御や自動製図の機能まで推測しないようにします。
中古・輸入品で追加確認すること
中古では型番、説明書、付属品、針やキャリッジの状態、保管・整備歴を確認します。「動きます」という説明だけでは、希望する糸で正常に編めるか分かりません。針や消耗部品が入手できるか、欠品を補う費用も含めて比べます。
長期保管された未使用品も、消耗部品や潤滑部分の状態は別に確認します。古いブラザー機などの体験記は、使い方を知る入口にはなりますが、当時の修理店・部品販売・保証が今も続くとは限りません。電子制御の機種では、機械部分に加えて制御基板や接続機器が正常に働くかも確認します。
輸入品は、本体価格以外に送料や国内対応、説明書の言語、修理窓口を確認します。直販ページの在庫表示も注文時に変わる可能性があり、本記事は特定ショップの保証を示すものではありません。注文前に販売元の条件を読んでください。
使わなくなった場合は、型番と付属品を整理してから販売元や整備店に相談します。処分する場合は、本体の大きさや電動部の有無を伝え、住んでいる自治体の分別・回収方法を確認してください。修理できるか分からない状態のまま、動作確認済みとして譲らないようにします。
よくある質問
編み物初心者でも使えますか?
入門向けとして案内される機種もありますが、糸を掛ける、目が落ちた箇所を確認する、最後に仕上げる操作は学ぶ必要があります。編み物の始め方で基本用語を知り、機種の説明書や講習と併せて進めると理解しやすくなります。
どんな毛糸でも使えますか?
機種ごとに対応範囲があります。太さだけでなく毛足や糸の構造でも動き方が変わるため、機械が指定する条件を確認して試し編みをします。動きが重いときに無理にハンドルやキャリッジを動かさず、説明書に沿って状態を確かめます。
手編みの編み図をそのまま使えますか?
同じ編み地を作れる場合でも、ゲージ、針の使い方、模様、増減目の操作が違います。初めてなら対応機種向けの作例から選び、手編み用の目数をそのまま入力すれば完成するとは考えないでください。
編み機を買えばほかの道具はいりませんか?
仕上げ用のとじ針、はさみ、寸法を測る道具などは作品に応じて必要です。編み物道具の役割も見て、本体の付属品と別途用意するものを分けます。
次も同じ編み地を作れるように記録する
機種、糸、機械の設定、使用針数、試し編みの寸法、手で直した箇所を残すと、次の制作で比較できます。機械の内蔵カウンターと紙のノートでも管理できます。amimoを使うなら、部品ごとの進み具合を手動カウンターで記録し、設定をカウンターメモに残す方法があります。編み機と自動連携したり、機械を操作したりする機能ではありません。
amimo編集部より
この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。
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道具・糸・仕上げ
道具選び、キット、100均、糸のつなぎ方、水通し、編み機までを扱います。
amimoでは作品ごとにカウンターと編み図をまとめ、カウンターのメモに再開位置や材料を書いておけます。iOS・Android対応。無料ダウンロード、広告・アプリ内購入あり。無料利用には保存件数などの制限があります。