記事 27
編み物の水通しとは?やり方・必要性・失敗しないコツを初心者向けにやさしく解説
編み物の水通しが必要な理由、基本のやり方、平干しのコツ、糸の種類ごとの注意点、スチームとの違いまで初心者向けに解説します。仕上げで作品をぐっときれいに見せたい人に役立つ入門ガイドです。
読む前の整理
道具選び買う前に、必要なものを小さく整理しましょう
道具や材料は、最初から全部そろえなくても大丈夫です。作りたい作品を決めてから必要なものだけ選ぶほうが、失敗も出費も抑えやすくなります。
- 読む目的
- 買いすぎや選び間違いを減らし、最初の作品に必要なものを絞ることです。
- 確認目安
- 作品、糸、針の順に決めると道具選びがぶれにくくなります。
- 用意するもの
- 毛糸、針、とじ針、はさみ、メジャー、段数マーカーが基本です。
- 注意点
- 見た目だけで選ばず、編み目の見やすさと扱いやすさを優先しましょう。
- 記録ポイント
- 編み物の水通しとは?やり方・必要性・失敗しないコツを初心者向けにやさしく解説で試した道具の使いやすさを残すと、次の買い物で迷いにくくなります。
今作りたい作品を1つ決め、レシピに書かれた糸と針の条件から確認しましょう。
amimo編集部より
この記事は、編み物を始める人が次の一手を決めやすくなるように、作品管理・段数管理アプリを運営する視点から、道具選び、手順、つまずきやすい点を整理しています。
Table of contents
編み終わった作品を前にして、「これで完成でいいのかな」「水通しって本当に必要なのかな」と迷う人は多いです。編み物の水通しは、編み目を落ち着かせて形を整え、作品の見た目と使いやすさをぐっとよくしてくれる大切な仕上げ工程です。

特に初心者の作品は、ていねいに編んだつもりでも、目の大きさが少しずつ違っていたり、端が丸まりやすかったりします。そんなとき、水通しをすると編み地がやわらかくなり、全体のバランスが整いやすくなります。最後にひと手間かけるだけで、「手作りっぽい」仕上がりから「ちゃんと作品らしい」仕上がりへ近づくことも少なくありません。
水にくぐらせると聞くと少し緊張しますが、やり方はむずかしくありません。大事なのは、作品をこすらず、ねじらず、やさしく扱うことです。記事の後半では、素材別の注意点や、スチームアイロンとの使い分け、よくある失敗までまとめているので、初めての人も安心して進められます。
仕上げで作品の印象はかなり変わります
水通しやブロッキングは、編み目を落ち着かせたり形を整えたりするための大切な仕上げ工程です。
ただし素材によって向き不向きがあるので、まず洗濯表示やパーツの有無を確認しましょう。
この記事でわかること
- 編み物で水通しをする意味と、やったほうがよい作品の考え方
- 初心者でも失敗しにくい基本の水通し手順
- 平干しや形を整えるときのコツ
- コットン、ウール、アクリルなど素材ごとの注意点
- スチーム仕上げとの違いと使い分け
- 水通しで起こりやすい失敗と、その防ぎ方
編み物の水通しとは?まず知っておきたい基本
水通しとは、編み上がった作品を水やぬるま湯にやさしく通し、形を整えて乾かす仕上げ作業のことです。英語では「ブロッキング」と呼ばれることもあり、作品を最終形に近づけるための大事な工程として扱われます。
編み物は、一本の糸をループ状につなげて作るため、編み上がった直後はどうしても編み目に緊張やゆがみが残りやすいです。編んでいる途中で手加減が変わったり、段の切り替わりで少し引き締まったりするのは、初心者だけでなく経験者にもよくあることです。水通しをすると、糸がほどよくなじみ、編み目の並びが落ち着きやすくなります。
ただし、水通しは「何でも一律に同じ方法でやればよい」というものではありません。糸の素材、作品の大きさ、立体か平面か、洗える素材かどうかで、向く方法が変わります。まずは、水通しが何のためにあるのかを知っておくと、必要以上に怖がらずに取り組めます。
水通しは「洗濯」ではなく「仕上げ」
水通しは作品をきれいにする行為でもありますが、目的の中心は汚れ落としではなく仕上げです。編み目を整えたり、サイズ感を落ち着かせたり、端の反りや軽いうねりをやわらげたりするために行います。
たとえば、モチーフ編みを何枚もつないだ作品では、つなぎ目の周辺が少し引っ張られて見えることがあります。そんなときに軽く水通しをして形を整えると、全体がまとまって見えやすくなります。レース編みやドイリーのように模様をきれいに開かせたい作品では、仕上げの工程が見た目を大きく左右します。
「ブロッキング」と同じ意味で使われることも多い
編み物の本や海外パターンでは、「水通し」ではなく「ブロッキング」と書かれていることがあります。厳密には、水を使う方法だけでなく、スチームや霧吹きなどで形を整える広い意味を含む場合もありますが、初心者向けの記事や会話では、ほぼ同じような意味で使われることも多いです。
そのため、「ブロッキングって何だろう」と感じたら、まずは「作品を最後に整える作業」と理解しておけば大丈夫です。言葉が違っても、やろうとしていることは、作品をいちばんきれいな姿に近づけることです。
水通しはなぜ必要?やると仕上がりが変わる理由
水通しは、編み目のばらつきをやわらげ、作品の形を整え、手作り感をよい意味で落ち着かせるために役立ちます。とくにプレゼント作品や、写真に残したい作品、長く使いたい作品では効果を感じやすいです。
編み物は、完成した瞬間がいちばん不安定な状態でもあります。編み針から外したばかりの作品は、目がまだ締まっていたり、逆にゆるんでいたり、部分ごとに表情がそろっていないことがあります。そこに軽く水を通して乾かす工程を入れることで、作品全体がなじみ、見た目が整いやすくなります。
編み目のゆがみがやわらぎやすい
初心者の作品でいちばん実感しやすい変化は、編み目の見え方です。ひと目ひと目の大きさが少しずつ違っていても、水通し後は全体がなじみ、ガタつきが目立ちにくくなることがあります。
もちろん、水通しだけで編み方の癖が完全になくなるわけではありません。それでも、編み上がり直後より整って見えることが多いので、「頑張って編んだのに何だか雑に見える」という悩みをやわらげてくれます。
作品のサイズや形が落ち着きやすい
モチーフ、バッグ、ショール、帽子、ポーチなどは、仕上げの段階で形を整えると完成度が上がりやすい作品です。平たいものは角を整えやすくなり、立体ものはシルエットが落ち着きやすくなります。
たとえばバッグなら、持ち手付近の引っ張られた感じがやわらぎ、本体の角も整えやすくなります。花モチーフなら花びらが開きやすくなり、レース系の作品なら模様が見えやすくなります。ほんの少し整えるだけでも、作品の印象がぐっと変わる瞬間は、編み物の仕上げの楽しさでもあります。
糸の風合いがなじむことがある
素材によっては、水通しをすることで手ざわりがやわらかく感じられることもあります。特に天然素材は、糸玉の状態より、作品になって一度水を通したあとのほうが雰囲気が落ち着くことがあります。
「編んでいる途中は少しかたく感じたのに、仕上げたらやさしい雰囲気になった」というのは、編み物ではよくあるうれしい変化です。完成の最後に、作品がふっと息をするような感覚があるのも、水通しの魅力です。
どんな作品なら水通ししたほうがよい?
形を整えたい作品、模様をきれいに見せたい作品、プレゼントする作品は、水通しとの相性がよいです。一方で、素材やデザインによっては強い水通しが向かない場合もあるため、作品ごとに考えるのが基本です。
水通しの効果を感じやすい作品
次のような作品は、水通しの変化を感じやすいです。
- マフラーやショールなど平たく広げて整えやすい作品
- モチーフ編みやドイリーのように模様を見せたい作品
- ポーチやバッグなど形を整えたい小物
- プレゼント用や撮影用など、見た目をきれいに仕上げたい作品
- 編み目のばらつきが少し気になる作品
特に、編み図どおりの大きさに近づけたいときや、角や縁を整えたいときには、水通しの意味が大きくなります。
軽めの仕上げで十分な作品もある
一方で、すべてをしっかり浸水させる必要はありません。小さなヘアアクセサリーや、ふくらみやハリ感を残したい作品では、霧吹きや軽いスチームだけで十分なこともあります。
また、アクリル毛糸のふんわり感を強く残したい作品では、無理に本格的な水通しをしないほうが扱いやすい場合もあります。大切なのは「とにかくやる」ではなく、「この作品をどう仕上げたいか」を考えることです。
水通しの前に確認したいこと
作品を水に触れさせる前に、糸の素材と洗濯表示を確認しておくことがいちばん大切です。ここを飛ばすと、縮みや風合いの変化など、取り返しにくい失敗につながることがあります。
糸のラベルや作品レシピを確認する
まず見たいのは、使用した糸のラベルです。洗濯表示や素材名がわかれば、ある程度安全な扱い方を判断できます。レシピに「スチーム仕上げ」「水通し推奨」などの記載がある場合は、基本的にそれを優先するのが安心です。
もし糸玉の帯を捨ててしまった場合は、購入した商品ページやメーカー公式ページで同じ糸を探して確認すると安心です。とくに初心者のうちは、記憶だけで判断しないほうが失敗しにくくなります。
色落ちしそうな濃色糸は特に注意する
赤、紺、黒などの濃い色は、最初の水通しで色が出る場合があります。白や淡色の糸と組み合わせている作品では、色移りのリスクを意識しておくと安心です。
不安な場合は、編み残った糸端を少しだけぬらして白い布やティッシュに当て、色移りしないか確認してみると判断しやすいです。大切な作品ほど、こうした小さな確認が効きます。
装飾や副資材がついている作品は別扱いで考える
ファスナー、ボタン、金具、厚紙芯、接着パーツなどがついている作品は、作品全体をそのまま水に通すのが向かない場合があります。そういうときは、編み地部分だけを軽く整えるか、本格的な水通しの前に副資材を後付けする構成にすると安心です。
編み物の水通しに必要なもの
特別な道具がなくても、洗面器やタオルがあれば基本の水通しはできます。最初から専用グッズをそろえなくても十分始められます。
基本的に用意しやすいのは次のものです。
- 洗面器やボウル、または清潔なシンク
- 常温からぬるま湯程度の水
- 吸水用の大きめタオル
- 平干しできるスペース
- 形を整えるためのメジャー
- 必要に応じて待ち針やブロッキングマット
大きなショールや複数モチーフを整えたい場合は、ブロッキングマットやさびにくいピンがあると便利です。ただし、初心者が最初に試すなら、タオルの上で形を整えるだけでも十分効果を感じられます。
基本の水通しのやり方
やり方は「水にやさしくくぐらせる」「押して水気を取る」「形を整えて平干しする」の3段階です。力を入れすぎないことが成功のコツです。
1. 水またはぬるま湯をためる
洗面器などに水を張ります。温度は熱すぎないことが大切で、常温からぬるま湯程度にとどめます。熱いお湯は、素材によっては縮みや風合い変化の原因になることがあります。
汚れを落とすことが目的ではないので、基本は水だけでも十分です。どうしても気になる場合にだけ、素材に合った中性洗剤をほんの少し使う程度にとどめると安心です。
2. 作品をそっと沈める
作品をたたんで水に入れるのではなく、ふわっと置くように沈めます。ここで強く押し込んだり、こすったりしないことが大切です。
糸にしっかり水を含ませたいときは、上からやさしく押して全体を湿らせます。長時間つけ置きする必要はなく、作品全体がしっとりしたら十分なことが多いです。
3. ねじらずに水気を取る
水から上げたら、作品をねじって絞るのは避けます。これをすると編み地が伸びたり、形がくずれたりしやすくなります。
おすすめは、タオルの上に作品を広げ、タオルごとくるんで上から軽く押す方法です。これなら余分な水分を取りながら、作品への負担を減らせます。大きな作品ほど、この工程を丁寧にすると乾きやすくなります。
4. 形を整えて平干しする
最後に、平らな場所へ置いて形を整えます。角をそろえる、縁をまっすぐにする、花びらを開く、サイズを整えるなど、作品に合わせて最終形を意識します。
ここで慌てず、少し離れて全体を見るのがコツです。手元だけ見ていると左右差に気づきにくいですが、少し引いて見るとバランスがとりやすくなります。編み物の仕上げは、ちょっとした観察力で作品の印象が変わるおもしろい工程です。
形を整えるときのコツ
水通しの出来は、乾かす前の「整え方」でかなり変わります。ぬらしただけで終わらせず、どんな形で乾かしたいかを意識することが大切です。
四角い作品は対角線も見る
コースター、ポーチ前面、モチーフ、ブランケットの一部など、四角形の作品は、縦横だけでなく対角線も意識すると形が整いやすくなります。見た目は四角でも、少しひし形にゆがんでいることは珍しくありません。
メジャーで左右の長さを比べたり、角の位置を軽く整えたりするだけでも、かなり印象が変わります。
レースやモチーフは模様を開きながら整える
透かし模様や花モチーフは、模様の穴や花びらの形を見ながら整えるときれいです。必要に応じてピンを打つと、模様がはっきり出やすくなります。
ただし、初心者は最初から細かくピンを打ちすぎなくても大丈夫です。まずは大きな形を整え、足りないところだけ補助的にピンを使うと負担が少なくなります。
立体小物は「使う形」を意識する
帽子、バッグ、巾着などの立体ものは、平面として整えるのではなく、使うときの形をイメージするのがポイントです。バッグなら底がきちんと安定するか、帽子ならクラウンと縁のバランスが自然かを見ると仕上げやすくなります。
平干しが大切な理由
水通し後は吊るして干すより、平干しのほうが形くずれしにくく安心です。編み物は水を含むと重くなるため、吊るすと自重で伸びやすくなります。
特にマフラー、ショール、セーターのパーツ、バッグ本体などは、吊るすだけで縦に伸びてしまうことがあります。せっかく整えた形がくずれてしまうともったいないので、基本は平らな面に置くと覚えておくと安心です。
タオルの上、洗濯用ネットを広げた上、平干しネットの上など、風通しがよくて形を保ちやすい場所を選びます。直射日光が強すぎる場所は退色や乾きすぎにつながることがあるため、明るい日陰が無難です。
素材別に気をつけたいポイント
同じ「編み物」でも、糸の素材で扱い方はかなり変わります。迷ったら、強い刺激を避けてやさしく扱う方向で考えると失敗しにくいです。
コットン糸
コットンは比較的扱いやすく、水通しと相性がよい素材です。バッグ、ポーチ、コースター、モチーフ小物などにもよく使われます。編み地がやわらかくなじみやすい一方で、水分を含むと重くなるため、平干しはしっかり意識したい素材です。
やや縮みが出ることもあるため、最終サイズをきっちり出したい作品では、整えながら乾かすことが大切です。
ウール糸
ウールは水分や熱、摩擦に敏感なことがあるため、特にやさしく扱いたい素材です。強くこするとフェルト化しやすく、風合いが変わることがあります。
やわらかく整えたい作品には向いていますが、ぬるま湯の温度や扱い方には注意が必要です。迷ったら、水温を上げすぎず、押し洗いのような力もかけすぎないようにすると安心です。
アクリル糸
アクリルは扱いやすく、初心者にも人気ですが、熱に弱い面があります。高温のアイロンや熱すぎるお湯は避けたほうが安全です。
小物の軽い整え程度なら問題ないことも多いですが、強いスチームや高熱で質感が変わることがあるので注意します。ふんわり感を残したい場合は、軽い湿らせ仕上げだけでも十分なことがあります。
リネンや混紡糸
リネンや混紡糸は、シャリ感や落ち感など、素材ならではの個性があります。作品として使う前に一度なじませる意味で、水通しの効果を感じやすいこともあります。
ただし混紡は、含まれる素材によって注意点が変わるため、ラベル確認がより大切です。
水通しとスチームアイロンの違い
水通しは作品全体をやさしく整える方法で、スチームアイロンは部分的に形を整えたいときに便利な方法です。どちらが上というより、作品に合わせて使い分けるイメージが近いです。
水通しが向いているケース
水通しは、作品全体の目を落ち着かせたいときや、サイズ感を整えたいときに向いています。マフラー、ショール、モチーフつなぎ、コットン小物などは、全体をなじませる意味で水通しのよさを感じやすいです。
スチームが向いているケース
スチームは、強くぬらしたくないときや、縁だけ整えたいとき、パーツを軽く落ち着かせたいときに便利です。時間を短く済ませたいときにも使いやすいです。
ただし、アイロン面を編み地に直接強く当てると、糸のふくらみがつぶれたり、素材によっては傷みにつながったりすることがあります。特にアクリル糸では注意が必要です。少し浮かせて蒸気を当てるようにするほうが安心です。
迷ったら「弱め」から始める
初心者は、最初から強いスチームや長時間の浸水をするより、軽めの方法から始めたほうが安心です。足りなければあとで少し追加できますが、やりすぎは戻しにくいことがあります。
水通しでよくある失敗
水通しの失敗の多くは、こすりすぎ、絞りすぎ、熱をかけすぎ、干し方のミスで起こります。難しい技術より、「やりすぎない」ことがいちばん大切です。
強くこすってしまう
汚れを落とす感覚でゴシゴシすると、編み地が乱れたり、素材によっては縮みや風合いの変化が出たりします。水通しは洗濯というより仕上げなので、こする必要はほとんどありません。
ねじって絞る
タオルを絞るように作品をねじると、形くずれの原因になります。急いで水を切りたい気持ちは出やすいですが、ここはタオルドライで我慢したほうが、仕上がりがきれいです。
吊るして干して伸びる
水を含んだ編み地は想像以上に重くなります。吊るすだけで縦に伸びてしまい、幅とのバランスが崩れることがあります。特に長い作品ほど注意が必要です。
熱をかけすぎる
スチームやアイロンを強く当てすぎると、糸のふくらみや立体感が失われることがあります。やわらかい模様を残したい作品では、特に慎重に扱いたいところです。
初心者が迷いやすい疑問と判断のコツ
水通しは「必ず全作品に必要」ではありませんが、迷ったら小さく試してみるのがおすすめです。判断に自信がなくても、いきなり大きく失敗しないやり方はあります。
小さな作品から試すと感覚がつかみやすい
最初の練習として向いているのは、コースター、モチーフ、シュシュ、巾着などの小物です。小さい作品なら乾くのも早く、もし少し思った仕上がりと違ってもダメージが少なく済みます。
一度やってみると、「この糸は水通し後のほうが好き」「これはスチームのほうが合う」といった自分なりの感覚が育っていきます。仕上げまで含めて作品づくりだと思えると、編み物はぐっと楽しくなります。
編む前のスワッチでも確認できる
ウェアや大きめ作品を作るときは、スワッチを編んで水通し後の変化を見るのもおすすめです。サイズや風合いの変化がわかるので、本番で慌てにくくなります。
初心者には少し遠回りに感じるかもしれませんが、大きい作品ほど後で助かることが多いです。
水通しを学ぶときに参考になるリンク
最初はメーカー公式の基礎情報や、実演動画を一緒に見ると理解しやすいです。文字だけでわかりにくい人は、手の動きや干し方が見える動画が特に役立ちます。
特定の作品に合わせて知りたいときは、「マフラー 水通し」「モチーフ ブロッキング」「コットン バッグ 仕上げ」など、作品名を足して探すと、必要な情報に近づきやすくなります。
無理に引っぱりすぎない
形を整えたい気持ちが強いと、つい引っぱりすぎることがあります。
作品本来の伸び方を見ながら、やさしく整えるくらいがきれいに仕上がりやすいです。
水通し前のチェックリスト
水通しやブロッキングは、作品を整える大切な工程ですが、素材によって向き不向きがあります。始める前に必ず確認しておきましょう。
- 糸の洗濯表示を確認する
- 濃い色の糸は色落ちしないか試す
- ボタン、金具、革パーツなど水に弱い副資材を外せるか見る
- 水温を高くしすぎない
- こすらず、押し洗いにする
- タオルで水分を取り、形を整えて平干しする
- ピンを使う場合は、端を引っぱりすぎない
水通しは「全部の作品に必須」ではありません。形を整えたいとき、編み目を落ち着かせたいときに、素材に合わせて取り入れるのが現実的です。
よくある質問
すべての作品に必須ではありません。ただ、レース模様、モチーフ、ウェア、小物の形を整えたいときには、仕上がりを大きく助けてくれます。
編み目が整い、サイズや形が安定し、模様が見えやすくなります。特にレースや透かし模様は、ブロッキングで印象がかなり変わります。
できますが、熱に弱い素材なので注意が必要です。スチームを強く当てすぎると風合いが変わることがあるため、目立たない部分で試してから行いましょう。
あると便利ですが、最初から必須ではありません。小物ならタオルやアイロン台で代用できることもあります。針を使う場合は、サビにくいものを選ぶと安心です。
素材と作品によります。ウールやコットンは水通しで整えやすく、軽く整えたいときはスチームが便利です。糸のラベルと作品の用途を見て選びましょう。
完全には戻らないこともあります。ブロッキングは少しずつ形を整えるのが基本です。最初から強く引っ張らず、寸法を測りながら進めると失敗しにくくなります。
まとめ
編み物の水通しは、作品を最後に整えて、見た目も使い心地もよくするための大切な仕上げです。難しそうに感じても、基本は「やさしくぬらす」「ねじらず水気を取る」「形を整えて平干しする」の3つを守れば大丈夫です。
特に初心者にとっては、水通しは失敗を責める工程ではなく、作品をいたわって完成に近づける工程です。少しゆがんだ編み目も、最後に整えてあげると、ちゃんと自分の作品としてまとまって見えてきます。編み上がった瞬間の達成感に、仕上げでぐっと完成度が増すうれしさが重なると、編み物はさらに楽しくなります。
最初はコースターやモチーフのような小さな作品で試しながら、自分の好きな仕上がりを見つけていくのがおすすめです。仕上げまで楽しめるようになると、作品づくりの世界がもう一段広がります。
次に読みたい関連記事
作ったものを記録して次につなげる
水通しの方法や、使った糸ごとの仕上がりメモは、次の作品でとても役立ちます。編み物アプリに「この糸は軽い水通しが合った」「このバッグは平干しで形が整った」などを残しておくと、仕上げの迷いが少しずつ減っていきます。
作品メモに糸名、針の号数、編みやすさを書いておくと、次の材料選びがかなり楽になります。